10日の東京株式市場で、寄り付きの日経平均株価は前営業日比25円安の3万97
95円と反落して始まった。
前日の海外市場は欧州市場がほぼ全面高の様相となったほか、米国市場では主要株価
3指数がそろって上昇し、ナスダック総合株価指数は最高値を更新。エヌビディア<N
VDA>の時価総額が一時4兆ドル台に乗せたことも話題となった。海外ではリスク選
好ムードが広がる一方で、外国為替市場でドル円相場は足もと1ドル=146円台前半
と、東京時間の前日夕方からやや円高方向に振れており、日本株の圧迫要因となってい
る。ETF(上場投資信託)の分配金捻出目的の売りも、きょうの株式相場の重荷とな
るとの見方が出ている。
出所:MINKABU PRESS