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日本時間午前5時31分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 142.59 + 0.30 (+ 0.21%) 143.95 / 141.89
ユーロ・ドル 1.1161 + 0.0042 (+ 0.38%) 1.1179 / 1.1069
ポンド・ドル 1.3281 + 0.0067 (+ 0.51%) 1.3314 / 1.3154
ドル・スイス 0.8472 + 0.0010 (+ 0.12%) 0.8515 / 0.8449
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<きょうの材料>
【米国】
*新規失業保険申請件数(09/08 - 09/14)21:30
結果 21.9万件
予想 22.9万件 前回 23.1万件(23.0万件から修正)
*継続受給者数(09/01 - 09/07)
結果 182.9万件
予想 185.2万件 前回 184.3万件(185.0万件から修正)
*フィラデルフィア連銀景況指数(9月)21:30
結果 1.7
予想 3.0 前回 -7.0
*経常収支(第2四半期)21:30
結果 -2668億ドル
予想 -2610億ドル 前回 -2410億ドル(-2376億ドルから修正)
*景気先行指数(8月)23:00
結果 -0.2%
予想 -0.3% 前回 -0.6%(前月比)
*中古住宅販売件数(8月)23:00
結果 386万件
予想 391万件 前回 396万件(395万件から修正)
【英国】
英中銀政策金利(9月)20:00
結果 5.00%
予想 5.00% 前回 5.00%
*バイデン大統領
・FRBの独立性を尊重。
・パウエル議長とは大統領就任以来、一度も話していない。
・インフレ削減法はCO2排出削減に役立つ。
・経済は成長しており、インフレは沈静化している。
・資本主義は経済成長の最大の原動力。
・米国の民主主義は比類なきもの。
*イエレン米財務長官
・FRBの動きは米経済にとって非常にポジティブな兆し。
・米労働市場は正常かつ健全で、パンデミック前と同様。
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<明日の材料と事前予想>
【日本】
日銀政策金利(9月)時刻未定
予想 0.25% 前回 0.25%
植田総裁会見 15:30頃
全国消費者物価指数(8月)08:30
予想 3.1% 前回 2.8%(前年比)
予想 2.8% 前回 2.7%(生鮮食料品除くコア・前年比)
【英国】
小売売上高(8月)15:00
予想 0.2% 前回 0.5%(前月比)
予想 1.3% 前回 1.4%(前年比)
予想 0.4% 前回 0.7%(除自動車燃料・前月比)
予想 1.1% 前回 1.4%(除自動車燃料・前年比)
公共部門ネット負債(8月)15:00
予想 122億ポンド 前回 22億ポンド
【中国】
中国最優遇貸出金利(ローンプライムレート)(9月)10:00
予想 3.35% 前回 3.35%(1年物)
予想 3.85% 前回 3.85%(5年物)
【ユーロ圏】
ドイツ生産者物価指数(8月)15:00
予想 -0.1% 前回 0.2%(前月比)
予想 -1.1% 前回 -0.8%(前年比)
ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)(9月)23:00
予想 -13.1 前回 -13.5
【カナダ】
小売売上高(7月)21:30
予想 0.5% 前回 -0.3%(前月比)
予想 0.3% 前回 0.3%(コア・前月比)
鉱工業製品価格(8月)21:30
予想 -0.1% 前回 0.0%(前月比)
原材料価格指数
予想 -2.1% 前回 0.7%(前月比)
ラガルドECB総裁が講演
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きょうのNY為替市場、全体的にはドル安の動きが見られた中、ドル円はボラティリ
ティは高かったが、方向感はなかった。市場では前日のFRBの大幅利下げを再評価す
る動きが出ていた。前日はパウエル議長が利下げを急がない姿勢を強調したことからド
ル買いも見られていたが、今後の利下げが米経済を景気後退から守るというソフトラン
ディングへの楽観的な見方に繋がっていた模様。
パウエル議長は今年の追加利下げを示唆したが、段階的な利下げを示唆していた。し
かし、市場は利下げへの見方を強め、短期金融市場では年内あと2回のFOMCで計
0.75%ポイントの利下げの可能性を織り込み始めている。それは11月と12月の
どちからでの大幅利下げを意味する。
明日の日銀決定会合への警戒感が出ている可能性もありそうだ。今回は据え置きとの
見方で一致しており、焦点は植田総裁の会見のトーンとなる。日銀は物価と経済データ
が目標に達した場合、金利を引き上げる可能性を強調している。
それでも、米国債利回りは依然として日本国債よりも遥かに高水準で推移しており、
それがドル円を下支えしているが、大きなトレンドは下向きとの見方は根強く、上値で
の戻り待ちの売りを推奨する声も少なくない。FRBが利下げに舵を切った中で、ドル
円が145円を突破し、再び150円を目指す展開になるとは考えにくいようだ。
ユーロドルは買いが優勢となった。NY時間に入って伸び悩む場面が見られたものの
1.11ドル台はしっかりと維持している。ただ、ユーロ圏の景気の先行きに関しては
不透明感も根強い。特にドイツ経済に不安が増している。本日は独連銀が月例報告を公
表していたが、ドイツ経済は第3四半期に再び停滞もしくは若干のマイナス成長に転じ
ると予想している。
経済政策に対する不確実性の高まりが投資活動を抑制する一方で、資金調達コストの
上昇が企業に依然として影響を与えていると分析した。賃金交渉により賃金上昇率は大
幅に上昇し、労働市場の見通しは比較的安定しているものの、個人消費には勢いが見ら
れていないという。また、インフレも再びやや上昇すると報告書では述べている。
同国経済は第2四半期に前期比0.1%のマイナス成長を記録したが、第3四半期に
再びマイナス成長を記録したとしても、エコノミストはまだ長期的かつ広範囲な景気後
退は予測していない。
きょうのポンドドルは一旦1.33ドル台まで上昇したものの、NY時間に入って伸
び悩む動き。ただ、21日線の上を維持し上向きの流れは継続。一方、8月に付けた直
近高値を上回って来ていることもあり上値での売りオーダーも出るようだ。
きょうは英中銀の金融政策委員会(MPC)の結果が発表になり、予想通りに政策金
利を据え置いた。ベイリー総裁は利下げについて、急ぎ過ぎず、過度に行わない方針を
示唆したこともあり、結果発表直後のポンドは買いの反応を示していた。一部からは、
名目と実質の金利差縮小が有利に働くことから、ポンドは今後数カ月に渡りドルに対し
て上昇を続けそうだとの見方も出ている。政策委員の投票行動は予想通りに分かれた
が、利下げを支持した委員は1人だけだった。
採決は前日のFOMCの結果発表前に行われていたようだが、英中銀の声明からはハ
ト派な雰囲気は全くない。ベイリー総裁のコメントは十分に長く景気抑制的な政策を続
けることの必要性を強調しており、大半の委員は漸進的なアプローチが必要とみなして
いた。
MINKABU PRESS