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2025年02月07日(金)23時24分

NY外国為替序盤=ドル円は151円台後半

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日本時間午後11時23分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  151.85 + 0.44 (+ 0.29%) 152.42 / 150.96
ユーロ・ドル 1.0377 - 0.0006 (- 0.06%) 1.0409 / 1.0350
ポンド・ドル 1.2452 + 0.0017 (+ 0.14%) 1.2492 / 1.2420
ドル・スイス 0.9081 + 0.0031 (+ 0.34%) 0.9099 / 0.9046
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 日本時間午後11時23分現在のドル円は1ドル=151.85円。きょうのドル円
は東京時間の早朝に一時150円台まで下落する場面が見られたものの、その後は一時
152円台まで買いもどされる展開となっている。
 先ほど1月分の米雇用統計が発表になったが、非農業部門雇用者数(NFP)は1
4.3万人増と予想を下回った。ただ、前回分が大幅に上方修正されたことや、失業率
が4.0%に低下したこと、そして平均時給が予想以上の伸びを示したことから、利下
げに慎重なFRBの姿勢を裏付ける内容と捉えられいる。
 一部からは「本日の米雇用統計で、FRBは恐らくあと1回は政策金利を据え置くだ
ろう。数字特に驚きはなかったが、失業率の低下と賃金の大幅な伸びは、労働市場が依
然として健全であることを意味する」との見解も出ていた。この発表を受けてドル円も
上下に振れたが、大きくは動いていない。
 ドル円は200日線をブレイクし、下値模索の様相を強めている。150円を割り込
むのではとの声も出ているようだ。落ちついているとは言え、トランプ関税の影響が気
掛かりな中、日銀の利上げをサポートする日本のデータが相次いでいることや、日銀の
審議委員からのタカ派発言もあり、円買いを入れやすくなっている。これまで円安を好
んでいたファンド勢からの巻き戻しも観測されているようだ。
 日銀の利上げについては、当初は早くても次回は7月との見方も多かったが、ここに
きて5月の声も出始めている状況。3月後半から4月初めの春闘の情勢を受けて、実質
賃金の持続的なプラスが見込めるようになれば、タカ派に傾斜している日銀はすぐに動
くと見ているようだ。
 本日は日本時間の8日未明に日米首脳会談が行われるが、トランプ大統領が石破首相
との会談で、円安について何らかの議論があるかを市場は注目しているようだ。
 なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測され
ていない。
7日(金)
現行付近にはなし
MINKABU PRESS