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2025年07月09日(水)11時51分

東京株式(前引け)=小反落、半導体株など値を消すも値上がり銘柄多い

 9日前引けの日経平均株価は前営業日比11円39銭安の3万9677円42銭と小
反落。前場のプライム市場の売買高概算は9億4648万株、売買代金概算は2兆10
20億円。値上がり銘柄数は1344、対して値下がり銘柄数は247、変わらずは3
5銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は朝方に買い優勢で始まり、日経平均は3万9900円台
まで上昇したが、その後は上値が重くなりマイナス圏に沈む展開に。前日の米半導体株
高を受け、同関連株の主力どころを中心に強い動きでスタートしたものの、その後は半
導体セクターで値を消す銘柄が多くなった。ただ、それ以外では押し目買いや買い戻し
が入り日経平均も抵抗力を発揮、結局前場は前日終値をわずかに下回る水準で着地して
いる。個別では値上がり銘柄数が1300を超え、全体の83%を占めた。なお、TO
PIXは小幅ながら上昇して前場の取引を終えている。
 個別ではキオクシアホールディングス<285A.T>が高く、ソフトバンクグルー
プ<9984>もしっかり。オムロン<6645>が物色人気を集めた。ルネサスエレクトロニ
クス<6723>も買いが優勢。JCRファーマ<4552>が値上がり率トップとなり、パル
グループホールディングス<2726>が急騰、GMOインターネット<4784>も大きく切
り返している。半面、売買代金首位のディスコ<6146>が軟調、アドバンテスト<6857
>も朝高後に値を消した。ソシオネクスト<6526>の下げが目立つ。三菱重工業<7011
>、川崎重工業<7012>などが売りに押された。ファーストリテイリング<9983>も冴
えない。西武ホールディングス<9024>、ハニーズホールディングス<2792>は大幅
安。
出所:MINKABU PRESS