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2025年07月09日(水)01時03分

米株式市場序盤=ダウ平均は小幅続落

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米東部時間午後0時1分
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 44344.79 - 61.57 (- 0.14%) 44436.96 / 44221.49
ナスダック総合指数  20433.72 + 21.20 (+ 0.10%) 20480.89 / 20377.36
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 きょうのNY株式市場、ダウ平均は小幅に続落。ナスダックも横ばいでの推移。前日
比は、ダウ工業株30種平均が61.57ドル安の4万4344.79ドル、ナスダッ
ク総合指数が21.20高の2万0433.72。
 前日の米株式市場はトランプ関税の発表で利益確定売りが強まったが、本日はその動
きが一服している。トランプ関税が当初の脅しほど厳しくならないのではとの楽観的な
見方も出ている。トランプ大統領は関税発動の期限を8月1日に再び先送りし、交渉に
前向きな国に対しては柔軟な対応を取る姿勢も示した。8月1日の新たな期限について
「100%確定したものではない。柔軟に対応する用意がある」とも述べていた。
 しかし、トランプ大統領は本日「一切の延長措置は行わない」と投稿。それでも、発
言の矛盾や態度の変化、交渉継続の意向から、一部では「本当に関税を実施するのか。
発動したとしても、当初懸念されていたほど厳しくはならないのでは」との懐疑的な見
方も出ている。
 「詳細を見ても、今回発表された内容と以前の内容との違いを誰も正確に理解してい
ない。前日の動きは株価が高値圏にある中で、利益確定売りが出た程度だと思う。7月
の決算シーズンを前に一度調整が入ったというだけで、何か新しい大きな流れの変化が
始まったとは思っていない」とのコメントも聞かれた。
 医療機器のメリット・メディカル<MMSI>が上昇。前日引け後に4-6月期決算(第
2四半期)の暫定決算を公表し、売上高見通しが3.80-3.84億ドルと予想の
3.72億ドルを上回った。また、アロンソン氏が10月3日付で新CEOに就任する
人事も発表。
 エンフェーズ<ENPH>やソーラーエッジ<SEDG>といったクリーンエネルギー関連株
が下落。トランプ大統領が新たな規制を提案し、太陽光および風力発電プロジェクトに
対する税制優遇措置の適用の制限を試みていることが嫌気されている。
 アマゾン<AMZN>が下落。本日からアマゾン・プライムデーが開催されているが、初
日の売上高がイベント開始から最初の4時間で前年よりも約14%減少した。
 本日は大手銀の下げが目立っている。銀行株は記録的な上昇を見せており、銀行株指
数は上場来最高値に迫っている。これを踏まえてアナリストが大手銀3行の投資判断を
引き下げた。記録的な株高に転機と指摘している。
メリット・メディカル<MMSI> 96.16(+5.04 +5.53%)
エンフェーズ<ENPH> 40.96(-1.50 -3.53%)
ソーラーエッジ<SEDG> 25.29(-1.14 -4.30%)
UWM<UWMC> 4.18(+0.19 +4.64%)
JPモルガン<JPM> 282.15(-9.82 -3.36%)
バンカメ<BAC> 47.24(-1.43 -2.93%)
ゴールドマン<GS> 700.86(-10.08 -1.42%)
アップル<AAPL> 210.20(+0.25 +0.12%)
マイクロソフト<MSFT> 495.09(-2.63 -0.53%)
アマゾン<AMZN> 220.19(-3.28 -1.47%)
アルファベットC<GOOG> 175.25(-2.31 -1.30%)
アルファベットA<GOOGL> 174.25(-2.54 -1.44%)
テスラ<TSLA> 301.88(+7.94 +2.70%)
エヌビディア<NVDA> 159.13(+0.89 +0.56%)
メタ<META> 718.79(+0.44 +0.06%)
AMD<AMD> 137.88(+3.08 +2.28%)
イーライリリー<LLY> 791.30(+18.43 +2.38%)
MINKABU PRESS