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2025年05月31日(土)05時29分

NY貴金属引け速報=金は反落、米中の対立の行方を眺めつつ調整局面が継続

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金 25/ 6 3288.9 - 28.2 プラチナ  25/ 7 1054.9 - 24.5
25/ 8 3315.4 - 28.5       25/10 1061.4 - 23.7
銀 25/ 7 3302.9 - 39.4 パラジウム 25/ 6 961.30 - 6.00
  25/ 9 3333.4 - 39.2       25/ 9 968.60 - 10.00
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 ニューヨーク金、銀は反落。前日比は金が29.2~28.2ドル安、中心限月の
8月限が28.5ドル安、銀が39.4~38.8セント安、中心限月の7月限は
39.4セント安。
 金8月限は反落。先月で最高値を更新する流れが一巡した後は調整局面が続いてい
る。米国と中国の衝突が再び強まる傾向にあるものの、安全資産やインフレヘッジであ
る金相場への資金流入は限定的。米中は留学生の排斥問題で揺れているほか、トランプ
米大統領は「中国が米国との合意に違反した」と述べるなど、敵対的な態度を再びあら
わにしている。中国は関税引き下げや重要鉱物の取引に関する合意に違反しているとい
う。トランプ米大統領は、「私は習主席と話をするつもりだ、共にうまく解決できるこ
とを期待している」と発言しているものの、中国側の意向は不明。
 銀7月限は反落。金相場に連動した。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナ、パラジウムは反落。前日比はプラチナが
24.5~19.6ドル安、中心限月の7月限が24.5ドル安、パラジウムは
10.20~6.00ドル安、中心限月の9月限は10.00ドル安。
 プラチナ7月限は反落。米国と中国の対立が再び激しくなっていることが重し。今月
で米中貿易戦争の激化は一巡したものの、衝突の火種はくすぶったままで、トランプ米
大統領は合意違反を指摘して中国を再び口撃している。供給不足見通しを背景とした買
いが一巡したことも圧迫要因。
 パラジウム9月限は反落。プラチナ相場に連動した。
MINKABU PRESS