2日前引けの日経平均株価は前営業日比551円08銭安の3万7414円02銭と
大幅続落。前場のプライム市場の売買高概算は8億611万株、売買代金概算は1兆8
510億円。値上がり銘柄数は490、対して値下がり銘柄数は1066、変わらずは
73銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は前週末に続きリスク回避ムードの強い地合いとなった。
日経平均株価は先物を絡めて売り込まれ、500円を超える下げで3万7000円台前
半まで水準を切り下げて前場の取引を終えている。前週末の欧州株市場が高安まちまち
の展開で、米国株市場でもNYダウは小幅続伸したものの、ナスダック総合株価指数は
反落するなどはっきりしない展開だった。外国為替市場では円高方向に振れており、輸
出セクターには逆風材料となっている。トランプ関税に対する先行き不透明感が漂うな
か、目先利益確定売りを優先する動きが続いている。
個別ではディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>などが安く、任天堂<7974>も
売りに押された。ソフトバンクグループ<9984>も軟調。ファーストリテイリング<
9983>も値を下げた。パーク24<4666>が商いを膨らませ値下がり率トップとなり、
アイ・アールジャパンホールディングス<6035>などの下げも目立つ。半面、売買代金
トップとなったサンリオ<8136>が大幅高、フジクラ<5803>もしっかり。IHI<
7013>も買いが優勢となっている。富士通<6702>も頑強な値動き。アドウェイズ<
2489>が急騰、NJS<2325>も活況高となった。
出所:MINKABU PRESS