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日本時間午後10時25分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 141.07 + 0.45 (+ 0.32%) 141.23 / 140.32
ユーロ・ドル 1.1123 - 0.0010 (- 0.09%) 1.1146 / 1.1115
ポンド・ドル 1.3207 - 0.0009 (- 0.07%) 1.3230 / 1.3199
ドル・スイス 0.8461 + 0.0013 (+ 0.15%) 0.8469 / 0.8430
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日本時間午後10時25分現在のドル円は1ドル=141.07円。きょうの為替市
場はNY時間に入ってドル買いの動きが見られ、ドル円は141円台まで買い戻されて
いる。先ほど発表の8月の米小売売上高が予想外の増加となり、為替市場はドルの買い
戻しが膨らんでいる。
しかし、エコノミストからは、予想よりもやや強かったが、FRBの意思決定に重大
な影響を与えるほどのものではないとの評価も出ている。短期金利が上昇しドルも買い
で反応しているようだが、明日のFOMCの結果発表を前に調整が出たという文脈以外
ではその動きは正当化されないという。
市場は本日から明日にかけてのFOMCに注目している。ここに来て0.50%ポイ
ントの大幅利下げの可能性が再浮上しており、短期金融市場では65%まで確率を上
げ、通常利下げを上回っている。しかし、エコノミストからは「経済状態は景気後退あ
るいはそれに近い状況にあると考えるような状況では決してなく、FRBは大幅利下げ
を回避できる」といった見方も出ている。今週のFOMCは委員の金利見通し(ドッ
ト・プロット)も発表されるが、どちらの結果になったとしても波乱の展開も留意する
必要がありそうだ。
FOMCは見方が完全に二分しており、最近では珍しいくらいに不透明なイベントと
なっている。いずれにしろ明日午後(日本時間18日午前3時)のFOMCの結果待ち
の雰囲気に変わりはない。
ドル円は前日に一時140円を割り込んだことで、市場からは下値警戒感を強める声
が出ている。一方、ここ数日の急ピッチな下げで過熱感も高まっており、140円に接
近すると押し目買いも出るようだ。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は140.85円に観
測されている。
17日(火)
140.85 (12.3億ドル)
MINKABU PRESS