18日の東京株式市場は買い優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は前営業日比3
42円高の3万6546円と反発。
前日の欧州株市場では主要国の株価が総じて上昇したが、米国株市場ではFOMCの
結果発表を目前にNYダウがやや上値の重い展開で小幅ながらマイナス圏で引けてい
る。この日に発表された8月の米小売売上高が事前のコンセンサスに反し上昇したこと
で、長期金利が水準を切り上げ目先筋の利益確定売りを誘った。しかし、下値では押し
目買いが観測され底堅さも発揮し、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の方
は小幅ながら高く引けている。これを受けて東京市場では過度な不安心理が後退してい
る。そうしたなか、外国為替市場で急速にドル高・円安方向に押し戻されていることが
追い風材料となっている。
出所:MINKABU PRESS