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2024年09月17日(火)05時47分

NY外為市況=ドル円に買い戻し

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日本時間午前5時46分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  140.61 - 0.24 (- 0.17%) 140.93 / 139.58
ユーロ・ドル 1.1133 + 0.0058 (+ 0.52%) 1.1138 / 1.1074
ポンド・ドル 1.3217 + 0.0093 (+ 0.71%) 1.3218 / 1.3121
ドル・スイス 0.8447 - 0.0041 (- 0.48%) 0.8487 / 0.8435
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<きょうの材料>
【米国】
*NY連銀製造業景気指数(9月)21:30
結果 11.5
予想 -4.0 前回 -4.7
【カナダ】
製造業売上高(7月)21:30
結果 1.4%
予想 0.8% 前回 -1.7%(-2.1%から修正)(前月比)
*ハリス氏、マンハッタンで資金調達イベント開催へ
 米大統領選の民主党候補ハリス氏は今月、ニューヨークのマンハッタンで資金調達イ
ベントを開催する。主催者は同イベントについて、選挙前にニューヨークで本人と会え
る最後のチャンスだと訴えている。
*トランプ氏、暗殺未遂の原因はバイデンとハリスだと批判
 トランプ前大統領は、自身が所有するフロリダ州のゴルフクラブで15日に発生した
暗殺未遂事件について、バイデン大統領とハリス副大統領による非常に扇動的な言葉遣
いが容疑者の背中を押したと批判した。
*カザクス・ラトビア中銀総裁
・行動を急ぐべきではないと主張している。
・今年すでに2回の利下げを実施もターミナルレートではない。
・金利はサービスインフレの動向次第。
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<明日の材料と事前予想>
【ユーロ圏】
ドイツZEW景況感指数(9月)18:00
予想 17.6 前回 19.2
【カナダ】
住宅着工件数(8月)21:15
予想 24.70万件 前回 27.95万件
消費者物価指数(CPI)(8月)21:30
予想 0.1% 前回 0.4%(前月比)
予想 2.2% 前回 2.5%(前年比)
【米国】
小売売上高(8月)21:30
予想 -0.2% 前回 1.0%(前月比)
予想 0.2% 前回 0.4%(自動車除くコア・前月比)
鉱工業生産指数(8月)22:15
予想 0.2% 前回 -0.6%(前月比)
設備稼働率
予想 77.9% 前回 77.8%
企業在庫(7月)23:00
予想 0.4% 前回 0.3%(前月比)
NAHB住宅市場指数(9月)23:00
予想 40  前回 39
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 きょうのNY為替市場はドル売り・円売りの動きが優勢となる中、一時140円を割
り込んでいたドル円は買い戻しが膨らんだ。特段の買い材料は見当たらないものの、本
日は節目の140円を一時下回ったことで達成感が出たことや、このところの急ピッチ
な下げで過熱感も出ていたことから、ショートカバーが出ていたのかもしれない。

 市場は今週のFOMCに注目しているが、ここに来て0.50%ポイントの大幅利下
げの可能性が再浮上しており、短期金融市場では一時65%まで確率を上げ通常利下げ
を上回っている。
 しかし、エコノミストからは「米経済は景気後退あるいはそれに近い状況にあると考
えるような状況では決してなく、FRBは大幅利下げを回避できる」といった見方も出
ている。今週のFOMCは委員の金利見通し(ドット・プロット)も発表されるが、ど
ちらの結果になったとしても波乱の展開も留意する必要がありそうだ。
 ユーロドルは1.11ドル台を回復し、一時1.1140ドル付近まで上昇。目先は
9月6日高値1.1155ドル付近と8月に上値を抑えられた1.12ドルが上値メド
として意識される。ECBとFRBの政策相違を予想した動きがユーロドルを押し上げ
ている。ECBは先週の理事会で段階的な利下げを支持した一方で、ここに来てFRB
による大幅利下げの期待が非常に強まっておりユーロドルは上昇している。
 ECBは理事会ごとにオープンの姿勢を示しているが、投資家は次回10月のECB
理事会での追加利下げの期待を後退させており、次の利下げは12月になると予想して
いる。本日はECBのチーフエコノミストのレーン委員の発言が伝わっていたが、漸進
的なアプローチが適切との認識を示していた。
 ポンドドルは1.32ドル台を回復。21日線を上放れる展開が見られており、上向
きトレンドに回帰しそうな気配も見られている。目先は9月6日高値1.3240ド
ル、そして8月の直近高値1.3265ドルが上値メドとして意識される。
 ポンドに関しては今週木曜日に英中銀の金融政策委員会(MPC)が控えているが、
その前日の水曜日に8月の英消費者物価指数(CPI)が発表される。アナリストから
は、英CPIが予想を下回る場合、ポンドが下落する可能性があるとの指摘が出てい
る。サービスインフレは7月の5.2%から5.6%に上昇すると広く予想されている
が、他の先行指標が物価上昇圧力の緩和を示唆しているため、サービスインフレは予想
よりも低くなる可能性があるという。
 また、ポンドのロングが非常に積み上がっていることも要因として挙げている。最新
のIMM建玉報告ではポンドの買い越しが過去最高を記録していた。
MINKABU PRESS