22日の東京株式市場はやや売り先行、寄り付きの日経平均株価は前営業日比168
円安の3万4111円と続落。
前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも大幅安となる波乱
展開となったことで、東京市場でもリスク回避目的の売りが優勢となっている。自身の
SNSを通じてトランプ米大統領がFRBに対し政策金利の引き下げを要求したほか、
トランプ氏がパウエルFRB議長の解任を検討しているとも伝わった。こうした状況で
米国の信認が失われるとの見方が強まり、米株市場からの資金退避の動きを助長してい
る。外国為替市場ではリスクオフ環境を映しドル安・円高で推移していることも、ハイ
テクセクターには逆風として意識されやすい。ただ、内需系の銘柄には実需の買いが観
測され、下げ幅は限定的なものにとどまっている。
出所:MINKABU PRESS