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日本時間午前5時34分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 140.93 - 0.89 (- 0.63%) 141.87 / 140.29
ユーロ・ドル 1.1075 + 0.0001 (+ 0.01%) 1.1102 / 1.1070
ポンド・ドル 1.3125 + 0.0001 (+ 0.01%) 1.3158 / 1.3115
ドル・スイス 0.8490 - 0.0022 (- 0.26%) 0.8525 / 0.8444
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<きょうの材料>
【米国】
*輸入物価指数(8月)21:30
結果 -0.3%
予想 -0.3% 前回 0.1%(前月比)
結果 0.8%
予想 0.9% 前回 1.7%(1.6%から修正)(前年比)
*ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)(9月)23:00
結果 69.0
予想 68.2 前回 67.9
・1年先のインフレ期待
結果 2.7%
予想 2.8% 前回 2.8%
・5-10年先のインフレ期待
結果 3.1%
予想 3.0% 前回 3.0%
【カナダ】
設備稼働率(第2四半期)21:30
結果 79.1%
予想 78.6% 前回 78.6%(78.5%から修正)
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<月曜日の材料と事前予想>
【英国】
ライトムーブ住宅価格(9月)08:01
予想 N/A 前回 -1.5%(前月比)
予想 N/A 前回 0.8%(前年比)
【ユーロ圏】
ユーロ圏貿易収支(7月)18:00
予想 N/A 前回 223億ユーロ(季調前)
予想 N/A 前回 175億ユーロ(季調済)
【米国】
ニューヨーク連銀製造業景気指数(9月)21:30
予想 -4.0 前回 -4.7
パネッタ伊中銀総裁がイベント出席
敬老の日祝日のため東京市場は休場
中秋節祝日のため中国市場は休場(17日まで)
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きょうのNY為替市場でドル円は一時140円前半まで下落した。市場は来週のFO
MCに注目しているが、0.25%ポイントの利下げが有力視されているものの、ここ
に来て0.50%ポイントの大幅利下げの可能性も再浮上している。
一部報道でFOMC委員が利下げ幅を決めかねているといった報道や、ダドリー前N
Y連銀総裁がフォーラムで「大幅利下げに強い論拠があると考えている。自分なら何を
求めるか分かる」との発言も思惑を高めているようだ。
短期金融市場では45%の確率で大幅利下げを織り込んでおり、前日の28%から急
上昇している。ただ、直近の米雇用統計やインフレ指標からは、あくまで景気減速の範
囲で景気後退のシナリは正当化されておらず、来週の大幅利下げは必要ないといった意
見も多い。
オプション市場では来週の円高を警戒したポジションが拡大。来週はFOMCに続き
日銀決定会合も予定されている。据え置きが確実視されているものの、植田総裁が追加
利上げの意向をこれまで以上に強めるようであれば、円高が強まる可能性も警戒されて
いるようだ。一部のストラテジストからは、ドル円は年末までに135円に達するとの
見方が出ている。短期金融市場では年内の日銀の利上げの可能性を30%程度しか織り
込んでおらず、その分、日銀が利上げに前向きな姿勢を強めれば、円高に傾き易いとい
う。
ユーロドルは買い戻しが継続。一時1.11ドル台を回復する場面が見られたが、
1.11ドル台は維持できていない。ただ、下押す気配もない展開。ECBは前日に利
下げを実施したが、今後については理事会ごとに判断するオープンな姿勢を強調し、追
加利下げにはコミットしなかった。ただ一部では、FRBが大幅利下げを実施すればE
CBの10月利下げも可能性があるとの期待も出ているようだ。
しかし、ECBが今回10月のヒントを示さなかったことで、10月はハードルが上
がったとの指摘も出ている。ラガルド総裁は10月の理事会まで期間が短かい点に言及
していたが、その分確認できる経済指標も少ないことから12月がメインシナリオだと
いう。
ポンドドルは終盤に伸び悩んだものの買戻しの流れが続き、一時1.31ドル台半ば
まで買い戻されていた。本日は全体的にドル売りが優勢となり、米株式市場も堅調に推
移したことからポンドドルは買い戻しの流れを継続している模様。週後半からの買い戻
しで21日線を回復しており、来週以降上昇トレンドに復帰できるか注目される。
来週は英中銀の金融政策委員会(MPC)が予定されているが、英中銀が追加利下げ
に対する慎重姿勢を維持すれば、ポンドは買われる可能性があるとの指摘も出ている。
なお、英中銀は来週に利下げを行う可能性は低い。
このところの英経済指標の強さから、市場はFRBのような英中銀の積極利下げを織
り込めておらず、ポンドドルは底堅い推移を続ける可能性があるという。一方、ECB
と英中銀の金融政策、ユーロ圏と英国の成長見通しの相違もポンド高を支える要因と指
摘。
ポンドは相対的に割高に見え始めてはいるが、英中銀が追加利下げを強く示唆しない
限り、ポンドは対ユーロでの底堅い推移が見込まれるという。
MINKABU PRESS