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日本時間午前5時34分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 141.83 - 0.53 (- 0.37%) 143.04 / 141.73
ユーロ・ドル 1.1074 + 0.0062 (+ 0.56%) 1.1075 / 1.1006
ポンド・ドル 1.3124 + 0.0081 (+ 0.62%) 1.3125 / 1.3032
ドル・スイス 0.8510 - 0.0013 (- 0.15%) 0.8550 / 0.8507
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<きょうの材料>
【ユーロ圏】
*ECB理事会(9月)21:15
中銀預金金利
結果 3.50%
予想 3.50% 前回 3.75%
【米国】
*米生産者物価指数(PPI)(8月)21:30
結果 0.2%
予想 0.2% 前回 0.0%(0.1%から修正)(前月比)
結果 1.7%
予想 1.7% 前回 2.1%(2.2%から修正)(前年比)
結果 0.3%
予想 0.2% 前回 -0.2%(0.0%から修正)(コア・前月比)
結果 2.4%
予想 2.4% 前回 2.3%(2.4%から修正)(コア・前年比)
*新規失業保険申請件数(09/01 - 09/07)21:30
結果 23.0万件
予想 22.6万件 前回 22.8万件(22.7万件から修正)
*継続受給者数(08/25 - 08/31)
結果 185.0万件
予想 185.0万件 前回 184.5万件(183.8万件から修正)
【カナダ】
*住宅建設許可(7月)21:30
結果 22.1%
予想 N/A 前回 -13.0%(-13.9%から修正)(前月比)
*米30年債入札結果
最高落札利回り 4.015%(WI:4.001%)
応札倍率 2.38倍(前回:2.31倍)
*米財政収支、8月は3801億ドルの赤字
8月の米財政収支が先ほど公表され、3801億ドルの赤字となった。市場予想は2
925億ドルの赤字だった。昨年8月は893億ドルの黒字。歳入は前年比8.3%増
の3065億ドル。歳出は254.2%増の6866億ドルとなっている。
*トランプ氏、ハリス氏との再討論はないと発言
共和党大統領候補のトランプ氏は、ハリス氏との再討論はないと発言したことが伝わ
った。
*ラガルドECB総裁
・10月会合について、何も約束はしない。
・成長に対するリスクは下方に傾いている。
・回復に幾分かの逆風が吹いている。
・25年にはインフレは2%に低下へ。
・9月はインフレが低下も、その後は再び上昇へ
・年後半はインフレの上昇を予想。
・賃金は依然として高水準に上昇。
・総じて労働コストの伸びは緩和されてきている。
・辛抱強いアプローチ必要
・今回の決定は全会一致。
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<明日の材料と事前予想>
【日本】
鉱工業生産(確報値)(7月)13:30
予想 2.8% 前回 2.8%(前月比)
予想 2.7% 前回 2.7%(前年比)
設備稼働率
予想 N/A 前回 -3.1%(前月比)
【ユーロ圏】
ユーロ圏鉱工業生産指数(7月)18:00
予想 -0.3% 前回 -0.1%(前月比)
予想 -2.1% 前回 -3.9%(前年比)
【米国】
輸入物価指数(8月)21:30
予想 -0.3% 前回 0.1%(前月比)
予想 0.9% 前回 1.6%(前年比)
ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)(9月)23:00
予想 68.2 前回 67.9
市場調査会社イプソス英インフレ態度調査(8月)
EU財務相非公式理事会(14日まで)
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きょうのNY為替市場、ドル売りが勇勢となり、ドル円は141円台に再び下落し
た。途中で142円台半ばまで戻す場面が見られたものの、終盤に失速した。下げ渋っ
てはいるものの依然として上値は重いようだ。本日は8月の米生産者物価指数(PP
I)が発表になっていたが、反応は限定的だった。
前日の米消費者物価指数(CPI)と本日のPPIを経て、来週のFOMCでは0.
25%ポイントの通常利下げに留まるとの見方で市場のコンセンサスは固まったよう
だ。FRBの今後の利下げペースに関しても緩やかなものになるのではとの見方も出て
いる。ただ、ペースについては今後の米経済指標を待つ必要がありそうだ。
前日は米株式市場が急落から切り返したことで、市場のムードが上がり、ドル円も買
戻しが活発化した。本日の東京市場でドル円は143円付近まで買い戻されていたが、
やはり上値では戻り待ちの売りが多そうだ。
FRBのスタンス変更をきっかけにドル円は7月中旬以降下向きの流れが形成されて
いるが、そのトレンドに変化はなさそうだ。前日は8月初旬の混乱時に付けた141.
70円を下回り、140円台まで一気に下落していたが、その流れは継続していそう
だ。目先は141.70円を再び試しに行くか注目される。
ユーロドルはNY時間に入って買い戻しが優勢になり、1.10ドル台後半まで買い
戻された。前日まで戻り売りが続いていたユーロドルだが、心理的節目の1.10ドル
は維持している状況。本日はECB理事会が開催され、予想通りに0.25%ポイント
の利下げを実施し、今後の金利についても特定の道筋にコミットすることなかった。こ
ちらも予想通り。今回はECBスタッフ見通しも公表され、成長見通しを下方修正して
いた。ラガルド総裁もユーロ圏経済の下振れリスクを指摘し、特にドイツ経済の減速に
言及していた。
ただ、市場からは今回のECB理事会は決してハト派な印象はないとの指摘も出てい
る。インフレ見通しは据え置かれており、ECBは依然としてインフレ圧力は高いと見
ているという。「政策金利は必要な限り十分に景気抑制的な状態に維持される」という
言い回しも、特段ハト派な見通しは示していないとしている。ハト派姿勢を期待してい
た投資家には今回の理事会は期待外れだった可能性があるとも付け加えた。
ポンドドルはユーロドルと伴に買い戻しが出て、1.31ドル台に戻した。ポンドド
ルは今月に入って戻り売りが続いており21日線を下抜けていたが、節目の1.30ド
ルは維持され、本日はその水準を回復していた。春以降の上昇トレンドは継続してい
る。
英成長が鈍化する中で、英中銀は年末に向けて利下げサイクルを加速させる可能性が
あり、それに伴ってポンドも下落の可能性があるとの見方が出ている。年前半に予想外
の力強い成長を見せた英経済は、下半期に勢いを失いつつあるという。前日の7月の月
次GDPが2カ月連続で横ばいになった点を理由に挙げている。
来週の英中銀の金融政策委員会(MPC)は据え置きを見込んでいるが、11月と1
2月に連続利下げを実施する可能性が高まっており、それが春以降のポンド上昇トレン
ドの反転の引き金になる可能性があるという。
MINKABU PRESS