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2025年01月31日(金)21時20分

欧州外為中盤=ドル円154円台後半、ユーロドルは1.03ドル台後半

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午後9時19分時点の主要通貨は下記の通り。

           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円       154.78 + 0.49 (+ 0.32%) 154.94 / 153.92
ユーロ・ドル     1.0380 - 0.0011 (- 0.11%) 1.0413 / 1.0365
ポンド・ドル     1.2416 - 0.0003 (- 0.02%) 1.2440 / 1.2401
ドル・スイス     0.9106 + 0.0009 (+ 0.10%) 0.9116 / 0.9080
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 米東部時間午前7時19分のドル円は154円台後半での取引。東京午前は154円
台半ばから153.92近辺まで下押しされた。トランプ関税関連の報道が重石となっ
ていた。しかし、その後は円安方向に転じている。日本時間午後3時過ぎには植田日銀
総裁が「基調的物価はまだ2%を下回っている」「基調的物価2%に向けて徐々に高ま
るよう、緩和環境を維持」などと発言したことが市場に緩和的との見方を広げ、ドル円
は154.94近辺まで高値を伸ばした。ロンドン時間に入ると買いは一服。154.
50付近までの調整売りを経て、154円台後半での取引に落ち着いている。
 ユーロドルは1.03台後半での取引。東京市場では1.0390付近の前日NY終
値を挟んだ揉み合いが続いた。ロンドン朝方には1.0413近辺まで買われる場面が
あったが、その後は売りに押されている。ロンドン序盤には1.0365近辺まで安値
を広げた。ユーロ円は東京午前の159.92近辺を安値にロンドン朝方には161.
05近辺まで買われた。その後は上値が重くなり160.20付近まで反落。足元では
160円台後半で推移している。独小売売上高や一連の独各州頃の消費者物価の弱含み
などがユーロ相場の上値を抑えた。対ポンドでもユーロ売りが優勢。ECB専門家予測
調査では、今年のインフレ予測が引き上げられたが、その後については前回から据え置
き。GDP成長見通しは25-26年と下方修正されている。
 ポンドドルは1.24台前半での取引。東京市場から1.24台前半での推移が続い
ている。ロンドン朝方に1.2440近辺まで上昇した後は1.2401近辺まで下押
しされた。ポンド円は東京午前の191.20近辺を安値に買われ、ロンドン朝方には
192.47近辺に高値を伸ばした。その後は191.60付近まで調整が入るも再び
192円台に乗せてきている。ユーロポンドは0.8374付近を高値に0.8355
付近へと軟化している。

minkabu PRESS