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2025年02月01日(土)05時23分

NY貴金属引け速報=金・銀は高値更新後にドル高で反落、PGM系は続伸

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金 25/ 4 2828.8 - 16.4 プラチナ  25/ 4 1042.4 + 15.4
銀 25/ 3 3216.0 - 33.3 パラジウム 25/ 3 1071.50 + 61.90
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 ニューヨーク金、銀は反落。中心限月の前日比は金4月限が16.4ドル安、銀3月
限が33.3セント安。
 金4月限は反落。時間外取引では、アジア時間で小幅続伸で推移後、欧州時間に入る
と米経済指標の発表待ちで上げ幅を削り、前日の終値水準で推移。日中取引では、昨年
12月の米個人所得、支出、PCEデフレータが事前予想通り~やや強い数字ながら小
高くなった。その後、発表された、1月のシカゴ購買部協会景気指数が事前予想以下の
数字となり、上げ幅を拡大し、さらに一代高値を更新した。中盤に入ると、米10年債
利回り上昇、ドル高が警戒され、利食い売り先行もようとなり、下げに転じた。
 銀3月限は反落。時間外取引は続伸。日中取引ではドル高や高値警戒感から利益確定
の売りが先行し、修正安場面を迎えた。
 プラチナ系貴金属(PGM)は続伸。中心限月の前日比はプラチナ4月限が15.4
ドル高、パラジウム3月限は61.90ドル高で推移。
 プラチナ4月限は続伸。時間外取引では、前日の上伸の勢いを引き継ぎ、買い先行と
なり、12ドル超の上げ幅を維持。日中取引では、12月の米個人所得、支出が事前予
想よりやや強い数字となり、上げ幅を縮小。前半で売り一巡となり、中盤から現物相場
の堅調な値動き、パラジウムの大幅高に支援され、2ケタ高で引けた。
 パラジウム3月限は大幅続伸。時間外取引から買い優勢となり、15ドル近い上昇幅
を維持。時間外取引では一段高となった。出来高を伴った上昇となり、投機的な買いが
かなり活発化したもよう。
MINKABU PRESS
*価格は帳入値ではなく、暫定値。