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日本時間午前5時44分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 142.41 - 0.03 (- 0.02%) 142.54 / 140.71
ユーロ・ドル 1.1015 - 0.0005 (- 0.05%) 1.1055 / 1.1002
ポンド・ドル 1.3042 - 0.0038 (- 0.29%) 1.3111 / 1.3002
ドル・スイス 0.8523 + 0.0053 (+ 0.63%) 0.8530 / 0.8422
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<きょうの材料>
※経済指標
【米国】
消費者物価指数(CPI)(8月)21:30
結果 0.2%
予想 0.2% 前回 0.2%(前月比)
結果 2.5%
予想 2.6% 前回 2.9%(前年比)
結果 0.3%
予想 0.2% 前回 0.2%(コア・前月比)
結果 3.2%
予想 3.2% 前回 3.2%(コア・前年比)
※発言・ニュース
*米10年債入札結果
最高落札利回り 3.648%(WI:3.662%)
応札倍率 2.64倍(前回:2.32倍)
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<明日の材料と事前予想>
【英国】
RICS住宅価格指数(8月)08:01
予想 -15% 前回 -19%
【日本】
国内企業物価(8月)08:50
予想 0.0% 前回 0.3%(前月比)
予想 2.9% 前回 3.0%(前年比)
【ユーロ圏】
ECB理事会(9月)21:15
中銀預金金利
予想 3.50% 前回 3.75%
ラガルドECB総裁会見 21:45
【カナダ】
住宅建設許可(7月)21:30
予想 N/A 前回 -13.9%(前月比)
【米国】
生産者物価指数(PPI)(8月)21:30
予想 0.2% 前回 0.1%(前月比)
予想 1.7% 前回 2.2%(前年比)
予想 0.2% 前回 0.0%(コア・前月比)
予想 2.4% 前回 2.4%(コア・前年比)
新規失業保険申請件数(09/01 - 09/07)21:30
予想 22.7万件 前回 22.7万件
継続受給者数(08/25 - 08/31)
予想 185.0万件 前回 183.8万件
田村日銀審議委員が金融経済懇談会出席
自民党総裁選告示(27日投開票)
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きょうのNY為替市場でドル円は激しく上下動した。この日発表の8月の米消費者物
価指数(CPI)でコア指数の前月比が0.3%上昇と予想を上回ったことから、米国
債利回りの上昇と伴にドルの買いが強まり、ドル円も141円台から142円台半ばに
一旦上昇した。
米CPIについて市場では、来週のFOMCでの大幅利下げ期待が完全に後退してい
るほか、年内の利下げ期待も計1.00%ポイントは維持しているものの、前日からは
後退している状況。もともと来週のFOMCでの大幅利下げの期待値は低かったが、F
RBの利下げペースについては見方が分かれていた。今回の米CPI結果からは、FR
Bは利下げペースを急がないのではとの反応になっているようだ。
ただ、動きが一巡すると米株式にらみの展開となり、序盤のダウ平均が700ドル超
急落するとドル円も141円台に下落。しかし、今度は米株式市場が買いもどされ、ダ
ウ平均がプラスに転じたことでドル円も142円台半ばに買い戻される展開となった。
前日にハリス氏とトランプ氏の大統領選TV討論会が行われたが、市場はハリス氏が
やや優勢だったと判断しているようだ。少なくともバイデン大統領の時のような反応は
出ていない。ただ、支持は依然半々の状況に変化はない。もともと近年の米国は民主
党、共和党で支持が完全に二分しており、僅差で大統領がどちらかに転ぶケースが続い
ている。世論調査やマスコミの報道は多々あれど、今回も投票日まで接戦なのかもしれ
ない。市場はどちらのケースにも備えるべきというのが正解なのかもしれない。
ユーロドルは戻り売りが続き、1.10ドル割れを試す動きも見られた。しかし、き
ょうのところは1.10ドル台は堅持している。明日にECB理事会を控えていること
もあり下値に慎重になっている面もあったようだ。
そのECB理事会だが、0.25%ポイントの利下げが確実視されている。その場合
の中銀預金金利は3.50%まで低下。ただ、それ自体は市場も大方織り込んでおり、
焦点は今後の利下げのヒントとECBスタッフの経済見通しになっているようだ。市場
では声明やラガルド総裁の会見に変化はないと見られており、ラガルド総裁は恐らくデ
ータ次第の姿勢を繰り返し、今後の利下げをコミットすることに強く反論すると見られ
ている。
一方、スタッフ見通しでは最新の成長とインフレの見通しが公表されるが、そこでは
成長見通しが若干下方修正されると見られている。ドイツ経済の低迷が主な要因。しか
し、その規模は利下げ期待やユーロ下落を正当化するほど大きくはないとも見られてい
るようだ。ユーロはそれなりの動きを示すかもしれないが、大きなトレンドには繋がら
ない可能性も留意される。
ポンドドルは1.30ドル割れを試す動きも見られていたが、1.30ドル台は堅
持。本日は7月の英月次GDPや鉱工業生産などのデータが公表されていたが、いずれ
も予想を下回る内容となっていた。これらは英中銀に8月の利下げ開始は正しかったと
いう確信を強めさせ、今後数カ月のうちに追加利下げが必要になるとの見解も聞かれ
る。
しかし、来週の金融政策委員会(MPC)で利下げを余儀なくされるほど弱いもので
はなかったとも述べている。7月の月次GDPは前月比で横ばいだったが、第3四半期
はプラス成長を維持するだろう。しかし、年前半の高水準からは減速を見込んでいるよ
うだ。第3四半期は英中銀の見通しと同じ前期比0.4%増を予想しているという。
MINKABU PRESS