1日の東京株式市場は売り先行、寄り付きの日経平均株価は前営業日比146円安の
4万340円と反落。
前日の欧州株市場はドイツやフランスなど主要国の株価が軟調だったものの、米国株
市場では、カナダがデジタルサービス税の撤回を発表したことを受けハイテク株などに
根強い買いが続いており、NYダウ、ナスダック総合株価指数が揃って上昇した。東京
市場でも米株高が続いていることはポジティブ材料ながら、日経平均は前日まで5営業
日続伸で、この間に2100円以上水準を切り上げていることもあって、目先スピード
警戒感からの売りを誘発している。日米間の関税交渉の先行き不透明感が意識されるな
か、自動車株などを中心に上値が重い状況を強いられている。
出所:MINKABU PRESS