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日本時間午後10時17分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 145.14 - 1.01 (- 0.69%) 146.19 / 144.85
ユーロ・ドル 1.1592 + 0.0014 (+ 0.12%) 1.1622 / 1.1575
ポンド・ドル 1.3595 + 0.0071 (+ 0.52%) 1.3627 / 1.3506
ドル・スイス 0.8089 - 0.0038 (- 0.47%) 0.8131 / 0.8078
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日本時間午後10時17分現在のドル円は1ドル=145.14円。きょうの為替市
場、落ち着いた雰囲気を取り戻す中、ドル安が強まり、ドル円は一時144円台に下落
する場面が見られた。トランプ大統領がイランとイスラエルの間で停戦が成立したと発
表し、中東情勢への懸念が和らいでいる。原油相場も一時64ドル台まで急速に下落。
しかし、合意の報道があってすぐに、イスラエルはイランからミサイルの発射があっ
たことを検知し、イスラエルも空爆を行った。標的はレーダー施設との報道も流れ、情
勢は依然として流動的ではある。一部からは「中東情勢を完全に後ろに置くには時期尚
早」との指摘も出ていた。ただ、本日は停戦成立でひとまず安堵感が広がっている模
様。
一方、本日はこのあと日本時間23時にパウエルFRB議長の下院での議会証言が行
われる。先ほど事前原稿が伝わり、議長は利下げ急がない姿勢を改めて表明。先週のF
OMCで公表された委員の金利見通し(ドット・プロット)は、中央値こそ年内2回の
利下げが見込まれていたものの、委員の中での見解が二分していることも示されてい
た。
市場は少なくとも9月までは政策は据え置かれると予想がコンセンサスとなっている
が、ウォーラー理事やボウマン副議長(銀行監督担当)といった一部の理事からは、イ
ンフレが落ち着きを条件に、早ければ7月利下げの可能性への言及も出ている状況。先
週のFOMCでの慎重姿勢とは異なるトーンではある。いずれにしろ、質疑応答などで
何か新しい材料が出るか注目される。
日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は145円に観測されてい
る。
24日(火)
145.00(5.8億ドル)
25日(水)
144.50(13.4億ドル)
MINKABU PRESS