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2024年11月14日(木)11時50分

東京株式(前引け)=小幅反発、方向感定まらず不安定な地合い

 14日前引けの日経平均株価は前営業日比39円36銭高の3万8761円02銭と
小幅反発。前場のプライム市場の売買高概算は10億8623万株、売買代金概算は2
兆2699億円。値上がり銘柄数は822、対して値下がり銘柄数は753、変わらず
は66銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、朝方は広範囲に買い戻しの動きが表面化し日経平均は
上値を指向したが、買い一巡後は一転して軟化傾向となり、前場取引終盤に大口の売り
が出て一気にマイナス圏に沈む場面もあった。引け際に再び買いが優勢となり、小幅な
がらプラス圏に切り返して着地した。前日の米国株市場では10月の米消費者物価指数
(CPI)が市場予想と合致したことで、FRBによる利下げ期待を背景にNYダウが
反発した。外国為替市場で1ドル=156円近辺まで円安が進んだこともあり、東京市
場では先物にショート筋の買い戻しを誘ったが、その後は主力株の上値を買い進む動き
もみられず不安定な値動きに終始している。
 個別では売買代金トップのディスコ<6146>が下値模索の動きを継続し、レーザーテ
ック<6920>、東京エレクトロン<8035>など売買代金上位の半導体製造装置関連は揃
って下落。セブン&アイ・ホールディングス<3382>が軟調、関西電力<9503>が大き
く売り込まれた。UTグループ<2146>はストップ安、ロート製薬<4527>も急落し
た。半面、三菱重工業<7011>が商いを膨らませ上昇、川崎重工業<7012>、IHI<
7013>なども買いを集めた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が堅調、メ
ルカリ<4385>も値を上げた。三井E&S<7003>が値を飛ばし、TOYO TIRE
<5105>も活況高。青山商事<8219>が急騰、ライフドリンク カンパニー<2585>は
ストップ高となった。
出所:MINKABU PRESS