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米東部時間午前11時46分現在
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 42368.08 + 152.28 (+ 0.36%) 42510.07 / 42195.38
ナスダック総合指数 19628.20 + 107.11 (+ 0.55%) 19660.77 / 19489.57
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きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。前日比は、ダウ工業株30種平均が15
2.28ドル高の4万2368.08ドル、ナスダック総合指数が107.11高の1
万9628.20。
トランプ大統領が、イラン側が接触してきたことを明らかにし、「ホワイトハウスへ
の訪問を提案してきた」と述べたことで、米株式市場はポジティブに反応している。米
軍の参戦という最悪の状況が回避できるのではとの期待が広がっている模様。しかし、
大統領はイランとの対話に消極的な姿勢も示していた。
中東情勢の最新動向を注視しつつ、市場は本日午後のFOMCの結果に注目している
状況。政策金利は据え置きが確実視されており、今回はFRBの経済見通しやFOMC
委員の金利見通し(ドット・プロット)が公表され、市場はそちらに焦点を集めてい
る。
ドット・プロットは年内の利下げ回数を3月時点の2回から1回に減らすと見られて
いるが、市場が2回近い利下げを織り込んでいることを考えると、声明やパウエル議長
の会見を含めて、予想以上にタカ派な雰囲気であれば、市場に動揺を招く可能性がある
との指摘も出ている。
いずれにしろ、想定通りだったとしても、それに対して米株式市場がどのような反応
を示すか注目される。
一部からは「このところの米株式市場は上値が重くなっているように感じられるが、
それは中東情勢が緊迫化する以前からで、米株のバリュエーションが非常に割高になっ
ており、柔軟性があまりなくなってきている」とのコメントも出ていた。関税や財政の
不確実性、債務上限問題なども不安材料として挙げ、「これらの不確実性をすべて吸収
できる余地は、現在の市場価格にはあまり織り込まれていない」とも指摘している。
米鉄鋼最大手のニューコア<NUE>が上昇。取引開始前に4-6月期(第2四半期)
の1株利益の見通しを公表し、2.55-2.65ドルと予想(2.30ドル)を上回
る見通しを示した。
ステーブルコインのサークル・インターネット<CRCL>が上昇。米上院が前日の夜に
ステーブルコインを規制する法案を可決したことが好感されている。法案は下院に送
付。
マーベル・テクノロジー<MRVL>が上昇。同社はAIに特化したイベントを開催し、
高評価が伝わっている。同社は、2028年までのデータセンター関連の総アドレス可
能市場(TAM)を従来の750億ドルから940億ドルへ引き上げた。
バイオ医薬品のバイオメア・フュージョン<BMEA>が大幅安。増資計画を発表した。
普通株1株とそれに付随するワラントを1単位あたり2.00ドルで1945万単位発
行する。
暗号通貨のマイニングを手掛けるシンガポールのビットディア・テクノロジーズ<
BTDR>が大幅安。転換社債(シニア・ノート)を発行すると発表。
パイプラインのプレーンズ・オール・アメリカン・パイプライン<PAA>が上昇。カ
ナダの天然ガス液(NGL)事業および一部の米国資産を、カナダのキーエラ社へ総額
51.5億カナダドルで売却すると発表した。
ニューコア<NUE> 126.61(+4.41 +3.60%)
サークル<CRCL> 170.42(+21.27 +14.26%)
マーベル<MRVL> 74.83(+4.84 +6.92%)
バイオメア<BMEA> 1.94(-0.96 -33.10%)
ビットディア<BTDR> 11.86(-0.84 -6.61%)
プレーンズ<PAA> 18.47(+0.73 +4.09%)
アップル<AAPL> 196.83(+1.19 +0.61%)
マイクロソフト<MSFT> 479.14(+1.10 +0.23%)
アマゾン<AMZN> 216.17(+1.35 +0.63%)
アルファベットC<GOOG> 176.52(-0.71 -0.40%)
アルファベットA<GOOGL> 175.25(-0.71 -0.40%)
テスラ<TSLA> 326.92(+10.57 +3.34%)
エヌビディア<NVDA> 145.19(+1.07 +0.74%)
メタ<META> 700.00(+2.77 +0.40%)
AMD<AMD> 127.10(0.00 0.00%)
イーライリリー<LLY> 786.49(-4.76 -0.60%)
MINKABU PRESS