14日の東京株式市場は買い先行で始まり、寄り付きの日経平均株価は前営業日比1
89円高の3万8911円と反発。
日経平均は前日の急落の反動で買い戻しが優勢。前日の米国株市場では現地時間取引
開始前に発表された10月の米消費者物価指数(CPI)が事前コンセンサスと一致し
たことでインフレに対する警戒感が後退し、12月のFOMCでは3会合連続の利下げ
を決める可能性が改めて意識されている。ただ、NYダウの上げ幅は限定的でハイテク
株比率の高いナスダック総合株価指数の方はマイナス圏で引けたほか、米国株市場に先
立って欧州株市場も総じて軟調だったことで、東京市場でも上値の重い展開が想定され
る。一方、外国為替市場で一段と進むドル高・円安を株式市場が好感すれば、日経平均
の3万9000円台回復も視野に入りそうだ。
出所:MINKABU PRESS