16日の東京株式市場は、日経平均株価が前日比434円高の4万8107円と続伸
して始まった。
前日の米株式市場では、NYダウが3日ぶりに小反落となった一方で、ナスダック総
合株価指数は反発した。オランダの半導体製造装置大手であるASMLホールディング
<ASML>が15日に発表した7~9月期の受注が市場予想を上回った。AI関連で
の投資意欲の高さが意識されるなかで、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は
3%近く上昇した。米国でのハイテク関連株の上昇に加え、国内では自民党の高市早苗
総裁と日本維新の会の吉村洋文代表が党首会談を行い、連立政権の構築に向けて政策協
議を開始することで合意した。高市総裁が引き続き次期首相の有力候補であることには
変わりない、との見方も手伝って、東京市場では主力株が総じて堅調な滑り出しとなっ
ている。
出所:MINKABU PRESS