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2025年06月10日(火)22時29分

NY外国為替序盤=144円台半ば

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日本時間午後10時28分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  144.51 - 0.06 (- 0.04%) 145.29 / 144.40
ユーロ・ドル 1.1443 + 0.0021 (+ 0.18%) 1.1448 / 1.1373
ポンド・ドル 1.3527 - 0.0024 (- 0.18%) 1.3564 / 1.3456
ドル・スイス 0.8210 - 0.0008 (- 0.10%) 0.8242 / 0.8208
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 日本時間午後10時28分現在のドル円は1ドル=144.51円。きょうの為替市
場、ドル円は144円台半ばで推移している。東京時間に一旦145円台に乗せたもの
の、海外時間にかけて、高値を維持できずに伸び悩む展開。145円台に入ると戻り待
ちの売りオーダーも観測されているようだ。東京時間の145円台への上昇について
は、植田総裁が参院財政金融委員会での答弁で、「基調物価はまだ2%に少し距離があ
る」との認識を示したことに反応していた模様。
 一方、下値では押し目買いも観測。先週金曜日の米雇用統計以降の動きを見た限りに
おいては、ドル安に一服感が出ている。米財政問題もあり、長期的にはドル離れを指摘
する向きは多いが、短期的には関税への懸念が後退し、市場も楽観的な雰囲気が広がる
中、ドルが買い戻されるとの見方は少なくない。
 そのような中、ドル円ももう一段の上値を試しそうな気配が出ているが、まずは14
5円台を完全に回復できるか注目される。
 本日はロンドンで米中協議の2日目が再開されている。米国側は、中国からレアアー
ス輸出規制緩和の確約が得られれば、対中輸出規制の解除に前向きな姿勢を示している
とも見られているようだ。関税に関しては市場も落ち着いて見つつあるが、波乱がない
か注視している。両国の貿易摩擦で目立った進展がない中、投資家は慎重姿勢は維持し
ている状況。
 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は144円に観測され
いる。
10日(火)
144.00(7.1億ドル)
MINKABU PRESS