9日の東京株式市場は買い優勢、寄り付きの日経平均株価は前営業日比287円高の
3万8028円と続伸。
前週末の米国株市場ではNYダウが3日ぶりに大きく切り返したほか、ハイテク株比
率の高いナスダック総合株価指数も反発し上昇率でダウを上回った。この日発表された
5月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が事前コンセンサスを上回ったことで、米景
気減速への警戒感が和らいだ。また、米中貿易摩擦についても交渉が進展することへの
期待が高まっている。週明けの東京市場でも米株市場のリスク選好の地合いを引き継
ぎ、主力銘柄をはじめ広範囲に買いが優勢となっている。外国為替市場では1ドル=1
44円台後半の推移と円安方向に振れており、これも全般相場に追い風材料として意識
されている。
出所:MINKABU PRESS