13日の東京株式市場は売り先行、寄り付きの日経平均株価は前営業日比58円安の
3万9317円と続落。
前日の欧州株市場では主要国の株価が総じて軟調となり、トランプ次期政権の対中強
硬姿勢などを警戒視してリスク回避ムードが強く、下落幅も比較的大きくなった。ま
た、米国株市場でもトランプラリーが一服し、NYダウが一時400ドルの下落をみせ
るなど利益確定の動きに押された。これを受け東京市場でも投資家のセンチメントが冷
やされ、足もとで見送りムードとなっている。外国為替市場でドル高・円安が進んでい
ることは輸出セクターなどを中心に株価の下支え材料となるが、日本時間今晩に発表が
予定される10月の米消費者物価指数(CPI)を控え、積極的な買いは見込みにく
い。
出所:MINKABU PRESS