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日本時間午後10時17分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 149.84 + 0.57 (+ 0.38%) 150.02 / 149.14
ユーロ・ドル 1.0900 - 0.0045 (- 0.41%) 1.0947 / 1.0874
ポンド・ドル 1.2961 - 0.0040 (- 0.31%) 1.3004 / 1.2957
ドル・スイス 0.8793 + 0.0026 (+ 0.30%) 0.8800 / 0.8763
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日本時間午後10時17分現在のドル円は1ドル=149.84円。きょうのNY為
替市場、ドル円は149円台後半で推移している。一旦150円台をタッチしたもの
の、149円台前半まで急速に戻り売りに押されていた。
東京時間の植田日銀総裁の会見を受けてドル円は150円台に一旦タッチしたもの
の、短期筋による、ある種の達成感からの利益確定売りや、オプション絡みの売りも大
量に出ていたようだ。しかし、下値での買いも根強く、149円台はしっかりと堅持。
円ロング勢の巻き戻しも継続しているものと見られる。
植田総裁の会見だが、関税の影響など世界経済の不確実性の影響に言及はしていたも
のの、これまでと変わらずに追加利上げにオープンな姿勢を示唆していた印象。市場で
も見方に概ね変更はなく、次回は7月か9月の追加利上げがコンセンサスで、場合によ
っては6月の可能性も排除できないといったところのようだ。
本日は午後にFOMCの結果が発表される。政策は据え置きが確実視されているが、
今回は委員の金利見通し(ドットプロット)が公表され、注目を集めそうだ。市場では
年内2回か3回の利下げの可能性を織り込んでおり、その見方を裏付けるか注目され
る。
米景気の先行き不安が台頭しており、それにFRBは対処すると市場は期待している
ようだが、現状の高インフレの粘着性から、それは希望的観測に過ぎないとの声も出て
いる。「年内に2回か3回の利下げ」という市場の期待にFRBが応えられないリスク
を留意すべきだという。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は150円に観測され
ている。
18日(火)
150.00(14.7億ドル)
MINKABU PRESS