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2024年06月19日(水)11時53分

東京株式(前引け)=続伸も半導体関連冴えず上値重い展開に

 19日前引けの日経平均株価は前営業日比225円10銭高の3万8707円21銭
と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は6億8414万株、売買代金概算は1兆6
544億円。値上がり銘柄数は1125、対して値下がり銘柄数は468、変わらずは
52銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株高を受け買い優勢の地合いとなり、日経
平均株価は続伸した。前日の米国株市場で主要株価指数が揃って上昇、ハイテク株比率
の高いナスダック総合株価指数は過去最高値更新が続いている。個別に米エヌビディア
<NVDA>が最高値を更新し時価総額世界首位に浮上、同社株の人気が波及し、半導
体関連も総じて高い。ただ、東京市場では半導体主力銘柄に安いものが目立ち、全体指
数の上値が押さえられた。外国為替市場でドル高・円安が一服していることも輸出セク
ターには向かい風となっているもようだ。日経平均は3万8000円台後半で強弱観を
対立させている。
 個別ではソフトバンクグループ<9984>が商いを伴い上昇、三菱重工業<7011>も買
い人気を集めた。アドバンテスト<6857>が高く、日立製作所<6501>も値を上げた。
トヨタ自動車<7203>が堅調。藤田観光<9722>は前日のストップ高に続ききょうも大
幅高。三菱自動車工業<7211>も活況高に。半面、売買代金トップとなったディスコ<
6146>が軟調、東京エレクトロン<8035>も冴えない。ソシオネクスト<6526>も売り
に押され、SCREENホールディングス<7735>も下落した。FPパートナー<7388
>はストップ安、ヤーマン<6630>、TOKYO BASE<3415>も大きく値を下げ
た。
出所:MINKABU PRESS