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米東部時間午前10時40分現在
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 41193.32 + 379.75 (+ 0.92%) 41266.20 / 40929.54
ナスダック総合指数 17589.21 + 286.20 (+ 1.62%) 17647.67 / 17491.08
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きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。前日比は、ダウ工業株30種平均が37
9.75ドル高の4万1193.32ドル、ナスダック総合指数が286.20高の1
万7589.21。
警戒されていた米債務上限問題のつなぎ予算の失効を本日迎えるが、民主党のシュー
マー上院院内総務が、トランプ政権のつなぎ予算案に賛成する意向を明らかにし、政府
機関の一部閉鎖は回避される見通しとなった。9月末まで延長される。米経済への先行
き不安は依然として根強いものの、本日は安堵感が広がっている模様。
IT・ハイテク株中心に買い先行で始まり、ダウ平均も一時452ドル高まで上昇す
る場面が見られた。しかし、伸び悩む動きも見られている。先ほど発表になった3月調
査のミシガン大消費者信頼感指数が予想を下回る内容となり、景気の先行き懸念を増幅
する内容だった一方、インフレ期待が予想を上回る高水準に上昇しており、スタグフレ
ーション的な内容となった。
ただ、下値では値ごろ感の買戻しも出ており、プラス圏は堅持している。米株式市場
では、トランプ大統領によるオン・オフを繰り返す関税政策が不透明感と市場のボラテ
ィリティを高めている。S&P500は前日に、高値から10%超下落する、いわゆる
テクニカルな調整局面に入った。
一部からは、「僅か数週間で最高値から調整局面に入った。トランプ関税への不安が
今回の売り圧力の大半を占め、投資家の米経済に対する先行きへの不安心理を悪化させ
ている」といった声も聞かれる。
一方、過去のデータからは、S&P500が調整局面入りした場合、意外にもその後
は買い戻されることが多いとの指摘も出ている。
アメックス<AXP>が上昇。アナリストが投資判断を「中立」に引き上げ、目標株価
を265ドルに設定した。
サイバーセキュリティのルーブリック<RBRK>が決算を受け大幅高。売上高が予想を
上回ったほか、サブスクリプションの年ベース経常収益(ARR)も予想を上回った。
フィットネス機器を手掛けるペロトン・インタラクティブ<PTON>が上昇。アナリス
トが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を10ドルとした。
光ファイバー・ネットワーキング製品のアプライド・オプトエレクトロニクス<AAOI
>が急伸。アマゾン<AMZN>に対して、795万株を上限とする普通株購入を認めるワ
ラントを発行した。
廃棄物処理のラディウス・リサイクリング<RDUS>が急騰。前日引け後に日本の豊田
通商の米国子会社が全株式を1株30ドルで買収することで合意した。前日終値の11
9%高い水準。
アメックス<AXP> 261.30(+4.87 +1.90%)
ルーブリック<RBRK> 69.79(+14.51 +26.25%)
ペロトン<PTON> 6.61(+0.54 +8.90%)
アプライド・オプトエレクトロニクス<AAOI> 21.46(+5.59 +35.19%)
ラディウス<RDUS> 27.83(+14.17 +103.70%)
アップル<AAPL> 210.24(+0.56 +0.27%)
マイクロソフト<MSFT> 381.99(+3.22 +0.85%)
アマゾン<AMZN> 195.98(+2.09 +1.08%)
アルファベットC<GOOG> 165.16(+0.43 +0.26%)
テスラ<TSLA> 241.44(+0.76 +0.32%)
メタ<META> 597.52(+7.41 +1.25%)
AMD<AMD> 100.14(+2.03 +2.07%)
エヌビディア<NVDA> 119.76(+4.18 +3.62%)
イーライリリー<LLY> 809.36(+7.71 +0.96%)
MINKABU PRESS