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2024年11月06日(水)06時29分

NY外為市況=151円台半ばに下落

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日本時間午前6時28分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  151.62 - 0.51 (- 0.34%) 152.54 / 151.34
ユーロ・ドル 1.0925 + 0.0047 (+ 0.43%) 1.0937 / 1.0873
ポンド・ドル 1.3034 + 0.0077 (+ 0.59%) 1.3037 / 1.2948
ドル・スイス 0.8634 - 0.0007 (- 0.08%) 0.8650 / 0.8616
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<きょうの材料>
【米国】
*貿易収支(9月)22:30
結果 -844億ドル
予想 -840億ドル 前回 -708億ドル(-704億ドルから修正)
*米PMIサービス業(10月)23:45
結果 55.0
予想 55.3 速報 55.3
*米PMIコンポジット(10月)23:45
結果 54.1
予想 54.3 速報 54.3
*ISM非製造業景気指数(10月)0:00
結果 56.0
予想 53.8 前回 54.9
*カナダ中銀議事録
・一部の委員が大幅利下げで期待値が変わることを懸念。
・大幅利下げに強いコンセンサス。
・CPIの上昇リスクは緩和。
・一部の委員は大幅利下げがトラブルの兆候と読まれることを懸念
・中立金利に不透明感がある。
・人口減速が目先の消費の伸びを抑制する。
*ネタニヤフ首相、ギャラント国防相を解任
 イスラエルのネタニヤフ首相がギャラント国防相を解任したと伝わっている。理由と
して、ギャラント国防相と首相との間に戦争を巡って大きな隔たりがあり、その隔たり
を埋めようとしたが失敗したとしている。後任にカッツ新国防相を任命したほか、サー
ル氏に外務相就任を要請したとも明らかにした。
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<明日の材料と事前予想>
*日本時間の午後に米大統領選挙・議会選挙の結果判明か
【ユーロ圏】
ドイツ製造業新規受注(9月)16:00
予想 2.0% 前回 -5.8%(前月比)
予想 N/A 前回 -3.9%(前年比)
ドイツ非製造業PMI(確報値)(10月)17:55
予想 51.4 前回 51.4
ユーロ圏サービス業PMI(確報値)(10月)18:00
予想 51.2 前回 51.2
ユーロ圏生産者物価指数(PPI)(9月)19:00
予想 -0.6% 前回 0.6%(前月比)
予想 -3.4% 前回 -2.3%(前年比)
日銀議事録(9月19日-20日開催分)
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 きょうのNY為替市場はドルの戻り売りが強まり、ドル円は151円台半ばに下落し
ている。一時151.35円付近まで下落する場面も見られた。市場は本日の米大統領
選の投開票に焦点を集めており、前日に引き続きその結果待ちの雰囲気が強まった。
 通常であれば日本時間の明日6日午後には大勢が判明するが、今回も2020年の大
統領選同様に混迷が予想されており、すぐに結果は判明しないのではとの声も聞かれ
る。週末、場合によっては年末までかかるとの声もあるようだ。
 為替市場のシナリオはトランプ氏であればドル高、ハリス氏であればドル安との見方
も出ている。一方、トランプ氏であっても、市場はこれまでのトランプトレードで、そ
れを十分に織り込んでおり、一旦材料出尽くしのドル売りのリスクも留意されるとの声
も出ている。逆にハリス氏勝利であれば、短期的にドル安が急速に進むとの声もあるよ
うだ。
 どちらにしても一時的な動きであり、ドルは年末にかけて買われるとの声も多く聞か
れる。
 ドル円についてはトランプ氏勝利かつ議会も共和党が席巻するスウィープになれば、
155円台まで上昇との予想も出ている。一方、ハリス氏勝利で下院が民主党であれ
ば、一旦150円を割り込むとの見方もあるよだ。
 ユーロドルは1.09ドル台に買い戻された。本日は米大統領選の結果をにらんだ展
開が見られていたが、結果判明直後はトランプ氏でもドル売りの反応との見方も出てい
るようだ。ユーロドルは本日の上昇で200日線を上放れする動きが見られており、本
格的なリバウンド相場に入るか注目される。
 EUへの関税の脅威から、トランプ勝利の可能性に対してユーロは最も脆弱と見られ
ている。しかし、そのシナリオは先週までにかなり織り込まれている状況。結果がいつ
判明するか未知数な部分も大きいが、一旦ユーロドルは売りで反応してとしても、「噂
でドルを買って、ニュースで売る」反応が一時的に強まる可能性も指摘されている。
 一方、ハリス氏勝利ならユーロドルは買いが加速し、1.10ドルを超える可能性が
あるという。市場でのハリス氏勝利の織り込み度合いがトランプ氏に比べれば小さいこ
とから、ある意味サプライズとなるようだ。
 ポンドドルは買い戻しが優勢となり、ここ数日上値を拒んでいた1.30ドル台を回
復。きょうの上げで100日線と21日線を上回り、米大統領選を受けた明日以降の動
きが注目される。
 きょうは英10年債の入札が実施されていが、需要は約1年ぶりの低水準となった。
リーブス英財務相が10月30日に発表した拡張的な予算案と、米大統領選に対する投
資家の根強い不安が反映された模様。英政府は10年債を37.5億ポンド発行してい
たが、今回の応札倍率は2.81倍で、昨年12月以来の低水準となった。先月行われ
た同様の入札では、3.25倍の応札倍率であった。
 財政ルールを変更し、借り入れを増やして投資を促進する今回の予算案に対し、市場
では物価上昇や財政圧迫への懸念が台。予算案発表後の英国債は急速に下落し、利回り
が上昇していた。格付け会社ムーディーズは英予算案について、パンデミック以降で最
も積極的な財政緩和で、財政に新たな課題をもたらすと指摘している。市場の一部に
は、今回の予算は機能しないのではとの懸念もあるようだ。
MINKABU PRESS