27日の東京株式市場は前日のリスクオフの巻き戻しで買いが優勢となった。外国為
替市場で円高が一服したことも買い安心感を誘った。
大引けの日経平均株価は前営業日比448円29銭高の5万3333円54銭と反
発。プライム市場の売買高概算は21億3561万株、売買代金概算は5兆8311億
円。値上がり銘柄数は686、対して値下がり銘柄数は846、変わらずは69銘柄だ
った。
きょうの東京市場は、前日に日経平均が先物主導で960円あまりの大幅安をみせた
反動で押し目買いや買い戻しが優勢となり、主力銘柄を中心にリバウンドに転じた。外
国為替市場で急ピッチで円高が進んでいることが警戒されたが、足もとでそれも一服し
ており市場センチメントが改善した。朝方はきょう公示された衆院選の行方を見守りた
いとの思惑に加え、あすのFOMCの結果や日銀決定会合の議事要旨(12月開催分)
の内容を確認したいとのニーズが買いを手控えさせたが、その後は立ち直り、後場に入
ると買い気が強まった。半導体セクターの主力株が買われ全体指数を押し上げる形とな
っている。ただ、前場・後場を通じて値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回った。売
買代金もやや盛り上がりを欠いており6兆円台を下回った。
個別では、きょうも断トツの売買代金をこなしたキオクシアホールディングス<28
5A.T>が高く、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、レーザーテック<
6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が一斉高。フジクラ<5803
>が強い動きで、住友金属鉱山<5713>も上昇した。東洋エンジニアリング<6330>が
値を上げ、サンリオ<8136>も堅調。低位のユニチカ<3103>がストップ高で値上がり
率首位、日本高純度化学<4973>も1本値で値幅制限いっぱいに買われた。江崎グリコ
<2206>の人気も目立つ。
半面、ファナック<6954>が冴えず、東京電力ホールディングス<9501>が大幅安に
売り込まれた。ソニーグループ<6758>が冴えず、第一三共<4568>も売りに押され
た。インソース<6200>が急落、東邦亜鉛<5707>も大きく値を下げた。ライフドリン
ク カンパニー<2585>、Genky DrugStores<9267>などの下げも目
立つ。日本製鋼所<5631>も安い。
出所:MINKABU PRESS