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2024年11月06日(水)00時44分

米株式市場序盤=ダウ平均は反発

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米東部時間午前10時42分現在
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 42151.61 + 357.01 (+ 0.85%) 42161.64 / 41766.96
ナスダック総合指数  18363.84 + 183.86 (+ 1.01%) 18384.05 / 18250.71
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 きょうのNY株式市場でダウ平均、ナスダックとも反発。前日比は、ダウ工業株30
種平均が357.01ドル高の4万2151.61ドル、ナスダック総合指数が18
3.86高の1万8363.84。
 市場は本日投開票の米大統領選の行方を見守っている。最新世論調査でも両候補は拮
抗しており、予断を許さない状況となっている。また、議会選挙の行方も注目。上院は
3分の1が改選になるが、共和党が優勢との調査も出ている。一方、下院は全議席が改
選になるが、こちらは情勢が拮抗している状況。

 共和党と民主党のどちらかが、ホワイトハウスと議会を席巻するいわゆるスウィープ
の状況になれば、大胆な政策が実施される可能性がある。
 今回の結果は株価の行方に大きな影響を与える可能性があるが、投資家は目先の不安
定さを覚悟しておいた方がいいとの声も聞かれる。1980年までデータを遡ると、米
株価指数は選挙日から年末にかけて上昇するが、通常、選挙期間中とその翌週は下落の
傾向があるという。選挙結果を巡る不透明感も、市場の動揺をさらに大きくする可能性
がある。
 通常であれば日本時間の明日6日午後以降には結果が判明するが、今回も2020年
同様に混迷が予想されており、すぐには結果は判明しないリスクもあるとの声も聞かれ
る。一部からは週末までかかるとの声もあるようだ。
 一部からは「新政権がより緊縮的になりそうな政策を打ち出さない限り、強気相場は
損なわれない」との見方も出ている。今週はFOMCが控えていることもあり、流動的
な週となりそうだ。
 情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が大幅高。前日引け後に7
-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期の
営業利益の見通しも上方修正している。同社のAIソフトに対する旺盛な需要が示され
た。
 カジノのウィン・リゾーツ<WYNN>が決算を受け下落。前日引け後に7-9月期決算
(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回ったほか、重要な指標であ
る不動産EBITDARも予想を下回っている。Rは支払い賃料。今回の決算は、同社
が期待ほど市場シェアを獲得できなかったことを示唆した。
 オランダの半導体、NXPセミコンダクターズ<NXPI>が決算を受け下落。第4四半
期のガイダンスで予想を下回る売上高と1株利益の見通しを示したことが嫌気されてい
る模様。自動車業界の低迷が影響。また、同社の産業およびIoT製品の最終需要も低
迷。
 決済処理プラットフォームを手掛けるマルケタ<MQ>が急落。前日引け後に7-9月
期決算(第3四半期)を発表し、1株損益の赤字、売上高とも予想範囲内となった。し
かし、株価は急落。第4四半期のガイダンスを嫌気している模様。売上高の見通しは予
想を下回る伸びを見込んだほか、EBITDAマージンの見通しも予想を下回り、失望
感が強まったようだ。
パランティア<PLTR> 49.95(+8.54 +20.62%)
ウィン・リゾーツ<WYNN> 87.59(-8.06 -8.43%)
NXP<NXPI> 222.20(-14.70 -6.21%)
マルケタ<MQ> 3.59(-2.36 -39.69%)
アップル<AAPL> 222.91(+0.90 +0.41%)
マイクロソフト<MSFT> 412.57(+4.11 +1.00%)
アマゾン<AMZN> 196.89(+1.11 +0.57%)
アルファベットC<GOOG> 171.03(+0.35 +0.21%)
テスラ<TSLA> 250.57(+7.73 +3.18%)
メタ<META> 569.01(+8.33 +1.48%)
AMD<AMD> 141.92(+1.21 +0.86%)
エヌビディア<NVDA> 138.99(+2.94 +2.16%)
イーライリリー<LLY> 799.67(-6.48 -0.80%)
MINKABU PRESS