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日本時間午前6時31分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 152.15 - 0.86 (- 0.56%) 152.63 / 151.54
ユーロ・ドル 1.0875 + 0.0041 (+ 0.38%) 1.0915 / 1.0845
ポンド・ドル 1.2954 + 0.0030 (+ 0.23%) 1.2999 / 1.2934
ドル・スイス 0.8642 - 0.0058 (- 0.67%) 0.8689 / 0.8615
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<きょうの材料>
*米耐久財受注(9月・確報値) 0:00
結果 -0.7%
予想 -0.8% 速報 -0.8%(前月比)
結果 0.5%
予想 0.4% 速報 0.4%(前月比・輸送除)
*米製造業受注(9月)
結果 -0.5%
予想 -0.5% 前回 -0.8%(-0.2%から修正)(前月比)
*米雇用トレンド指数
コンファレンスボードがきょう発表した10月の米雇用トレンド指数は107.66
と、9月の107.58から若干上向いた。今後の金利低下や政治情勢の安定化が見込
まれる中、労働市場は概ね落ち着きを保っている。
*米3年債入札
最高落札利回り 4.152%(WI:4.143%)
応札倍率 2.60倍(前回:2.45倍)
*プーチン大統領、北朝鮮の崔善姫外相と会談
ロシア大統領府によると、プーチン大統領が北朝鮮の崔善姫外相と会談したと発表し
た。会談にはラブロフ外相とウシャコフ大統領補佐官(外交政策担当)も同席したとい
う。
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<明日の材料と事前予想>
【豪州】
中銀政策金利(11月)12:30
予想 4.35% 前回 4.35%
【英国】
サービス業PMI(確報値)(10月)18:30
予想 51.8 前回 51.8
【カナダ】
国際商品貿易(9月)22:30
予想 N/A 前回 -11.0億カナダドル
【米国】
ISM非製造業景気指数(10月)6日00:00
予想 53.5 前回 54.9
【NZ】
失業率(第3四半期)6日06:45
予想 5.0% 前回 4.6%
雇用者数増減
予想 -0.5% 前回 0.4%(前期比)
予想 0.1% 前回 0.6%(前年比)
米大統領選挙・議会選挙
東京証券取引所、取引時間を30分延長し15時半まで
オアNZ中銀総裁、半期金融安定報告について記者会見
豪中銀政策金利、四半期経済見通し
カナダ中銀議事録(10月23日開催分)
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きょうの為替市場はドル売りが優勢となっていたが、NY時間に入って、その動きも
一服していた。ドル円は一時151円台に値を落としていたが、152円台前半に戻す
展開。
市場は明日の米大統領選に焦点を集めており、その結果待ちの雰囲気が強かった。米
大統領選の情勢は予想通りの接戦となっており、どちらが勝つかはなお未知数といった
ところ。週末の世論調査でハリス氏の優勢が示され、トランプ氏勝利の見方が若干後
退。これがドル売りを誘発していたとの指摘も出ていた。
デモイン・レジスター紙の世論調査で、トランプ氏が過去の選挙戦でいずれも勝利し
ているアイオワ州で、ハリス氏がリードしているという。激戦州でも僅差で分かれてい
る。ただし、市場が参照しているともされる賭け市場のPolyMarketでは、日
本時間5日午前5時40分現在でトランンプ氏勝利の確率が58%、ハリス氏が42%
となっている。市場も明日の米大統領選を受けてのボラティリティの高まりを警戒して
いるようだ。
また、今週はFOMCの結果が現地時間7日(木)に公表される。先週の米雇用統計
で非農業部門雇用者数(NFP)が1.2万人増と予想外に弱い内容となったが、今回
はハリケーンやボーイング<BA>のストの影響が強く反映されていた。市場もノイズと
受け止めている。FRBも今回の米雇用統計を基調判断に使わないと見られており、市
場では0.25%ポイントの利下げを確実視しており、0.50%ポイントの大幅利下
げはないと見ている。
ユーロドルは買いが優勢となり、一時1.09ドル台まで上昇する場面も見られた。
ただ、NY時間に入ると1.08ドル台に戻している。本日の200日線が1.087
0ドル付近に来ているが、その水準を再び上回っていた。ユーロドルは10月23日の
直近安値を底にリバウンド相場の兆候を見せ、200日線の水準まで回復して来ている
が、今後については米大統領選を受けての反応次第の面が強い。
一方、市場はECBの利下げ期待を高めている。一部のアナリストからは、ECBは
今回の利下げサイクルでターミナルレート(最終到達点)が2.00%に達するまで理
事会ごとに0.25%ポイントずつ金利を引き下げるとの見方も出ていた。中立金利を
1.50-2.50%のレンジ中央にあたると見積もっており、現在のECBの政策金
利は3.25%であるため、連続利下げなら来年6月の理事会で2.00%に到達する
計算ではある。
ポンドドルは1.30ドル手前まで買い戻される場面が見られたものの、NY時間に
入って1.30ドル台を回復することなく伸び悩んだ。本日の21日線と100日線が
1.30ドルちょうど付近に来ているが、その水準で上値を抑えられており、10月以
降の下げトレンドはなお継続しているようだ。
英中銀は今週7日に金融政策委員会(MPC)を開催するが、先週のリーブス英財務
相の秋季予算案に対する英中銀の評価がポンドをやや下支えする可能性があるとの指摘
が出ている。英中銀の評価では、予算案で計画されている公的部門への歳出増により、
利下げのペースが遅くなることが示唆される可能性があるという。僅かではあるが、そ
れはポンドにとってプラスに働くだろうと指摘。また、今週のMPCでは0.25%ポ
イントの利下げが見込まれている。
なお、明日の米大統領選挙の結果が、英中銀の具体的なフォワードガイダンスに影響
する可能性は低いとも述べている。
MINKABU PRESS