5日の東京株式市場は買い先行で始まり、寄り付きの日経平均株価は前営業日比22
0円高の3万8274円と反発。
前日の米国株市場ではNYダウが一時400ドルを超える下げに見舞われるなど不安
定な地合いとなったが、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の方は相対的に
底堅く、下げは小幅にとどまった。米国大統領選の投開票を現地時間5日に控えるな
か、この結果を見極めたいとの思惑は買い手控え要因ながら、日経平均株価は前週末に
先物主導で1000円超の急落をみせており、主力株中心に自律反発狙いの買いが優勢
となっている。ただ、米大統領選はトランプ・ハリス両候補の支持率が拮抗し接戦が見
込まれており、結果判明には時間を要するとの観測も根強い。したがって東京市場でも
目先は積極的に上値を買い進む動きが見込みづらく、買い一巡後は上値が重くなる可能
性もある。
出所:MINKABU PRESS