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日本時間午前5時31分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 147.74 + 0.80 (+ 0.54%) 147.94 / 146.80
ユーロ・ドル 1.1620 - 0.0098 (- 0.84%) 1.1734 / 1.1603
ポンド・ドル 1.3460 - 0.0065 (- 0.48%) 1.3533 / 1.3446
ドル・スイス 0.8063 + 0.0048 (+ 0.60%) 0.8071 / 0.8005
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<きょうの材料>
*米新築住宅販売件数(年率)(7月)23:00
結果 65.2万件
予想 63.0万件 前回 65.6万件(62.7万件から修正)
*トランプ大統領
・韓国では粛正や革命のような事が起きているようだ。
・そのような状態でビジネスはできない。
*ハセット米NEC委員長
・パウエル議長のジャクソンホールでの講演は健全。
・FRB議長の人選はあと数カ月はかかる見通し。
・パウエル議長がトランプ大統領の信頼を取り戻すことは不可能。
・インテルはチップ法資金を獲得し、政府は株式保有権を得る。
・政府が企業からより多くの株式保有権を取得する可能性あり。
・政府は勝者、敗者を決定するつもりはない。
・インテルは資金流入により「一丸となって」対応。
・インテルのような企業は収益性が向上すると予想。
・FRBの利下げは妥当。
・韓国との貿易協定は最終合意に至ることを期待。
*ローガン・ダラス連銀総裁
・経済や金利の見通しには言及せず。
・四半期末に資金市場で一部圧力が生じる可能性。
・9月にFRBの金利上限ツールの使用を想定。
・レポ金利は準備金削減の余地があることを示唆。
*ホンダ、米当局が車両およそ140万台の調査開始
米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、ホンダが製造した車両およそ140万台
について、エンジン故障のリスクを巡り調査を開始した。
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<明日の材料と事前予想>
【米国】
耐久財受注(速報値)(7月)21:30
予想 -3.9% 前回 -9.4%(前月比)
予想 0.2% 前回 0.2%(輸送除くコア・前月比)
住宅価格指数(6月)22:00
予想 -0.1% 前回 -0.2%(前月比)
住宅価格指数(第2四半期)
予想 N/A 前回 0.7%(前期比)
コンファレンスボード消費者信頼感指数(8月)23:00
予想 96.4 前回 97.2
日銀「基調的なインフレ率を捕捉するための指標」
米2年債入札(690億ドル)
マックレム加中銀総裁、メキシコ中央銀行創立100周年記念イベント出席
ウィリアムズNY連銀総裁、メキシコ中央銀行創立100周年記念イベント出席(質疑応答
あり)
バーキン・リッチモンド連銀総裁、イベント講演(質疑応答あり)
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きょうのNY為替市場、終盤にドルの買い戻しが強まり、ドル円も147円台後半ま
で上げ幅を広げた。ドルは金曜日のジャクソンホールでのパウエル議長の講演を受けた
急落から持ち直している。ただ、パウエル講演を受けて、短期金融市場では次回9月F
OMCでの0.25%ポイント利下げの確率が約85%に戻している。発言前は70%
程度で推移していた。
アナリストは、「投資家は今後もFOMC委員の発言に注目し続けるだろうが、委員
の間の意見の相違が明らかなままである可能性もある」と述べている。9月17日の次
回FOMCまでに米雇用統計や米消費者物価指数(CPI)が発表になり、それを確認
することになりそうだ。
ドル円は再び147円台のレンジに戻している。ジャクソンホール会議の前には、パ
ウエル議長は追加利下げに慎重姿勢を強調するのではとの観測も流れ、ドル円は148
円台に上昇していたが、元の水準に戻った印象。再度、方向感を探る展開となっている
ようだ。
ユーロドルは戻り売りに押され、1.16ドル台前半に再び下落。パウエル講演を受
けて1.17ドル台半ばまで買い戻されていたものの、上値は依然として重い印象。2
1日線まで再び戻す展開となった。
ストラテジストは、今後FRBが一連の利下げを選択した場合、ユーロドルは年末ま
でに1.20ドルまで上昇する可能性があるとの指摘が出ている。パウエル議長は金曜
日のジャクソンホールでの講演で「リスクの変化により政策の調整が必要になる可能性
がある」と述べ、9月の利下げに道を開いた。
同ストラテジストのメインシナリオは今四半期末のユーロドルを1.17ドルと予想
しているが、追加利下げ期待が一段の上昇をもたらすと見ているようだ。
ポンドドルも戻り売りに押され、1.34ドル台半ばに下落。21日線と100日線
の上は維持しているが、明日以降の動きが警戒される。
英中銀の年内利下げに関して市場では見解が分かれている。先週発表の7月の英消費
者物価指数(CPI)は予想以上に上昇し、賃金も高い水準が続いている。半面、景気
には黄色信号が点灯しており、年内の増税も見込まれている状況。
市場はいまのところ年内の利下げの確率を47%程度で見ており、見方は二分してい
る。
MINKABU PRESS