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日本時間午前5時37分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 153.02 + 0.99 (+ 0.65%) 153.09 / 151.79
ユーロ・ドル 1.0833 - 0.0051 (- 0.47%) 1.0905 / 1.0832
ポンド・ドル 1.2917 + 0.0018 (+ 0.14%) 1.2980 / 1.2885
ドル・スイス 0.8704 + 0.0063 (+ 0.73%) 0.8711 / 0.8632
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<きょうの材料>
【米国】
*非農業部門雇用者数(NFP)(10月)21:30
結果 1.2万人
予想 10.0万人 前回 22.3万人(25.4万人から修正)
*失業率(10月)21:30
結果 4.1%
予想 4.1% 前回 4.1%
*平均時給(10月)21:30
結果 0.4%
予想 0.3% 前回 0.3%(0.4%から修正)(前月比)
結果 4.0%
予想 4.0% 前回 3.9%(4.0%から修正)(前年比)
*米PMI製造業(10月)22:45
結果 48.5
予想 47.8 速報 47.8
ISM製造業景気指数(10月)23:00
結果 46.5
予想 47.6 前回 47.2
建設支出(9月)23:00
結果 0.1%
予想 0.0% 前回 0.1%(-0.1%から修正)(前月比)
*米労働統計局
・米雇用者数、一部でハリケーンが影響した可能性高い。
・雇用者数、悪天候の影響の数値化は不可能。
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<月曜日の材料と事前予想>
【ユーロ圏】
ドイツ製造業PMI(確報値)(10月)17:55
予想 42.6 前回 42.6
ユーロ圏製造業PMI(確報値)(10月)18:00
予想 45.9 前回 45.9
【米国】
製造業新規受注(9月)4日0:00
予想 -0.4% 前回 -0.2%(前月比)
耐久財受注(確報値)(9月)5日0:00
予想 N/A 前回 -0.8%(前月比)
予想 N/A 前回 0.4%(輸送除くコア・前月比)
文化の日振替休日で東京市場は休場
NZ中銀半期金融安定報告
ホルツマン・オーストリア中銀総裁、会議挨拶
中国全国人民代表大会(全人代)常務委員会開催(8日まで)
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きょうのNY為替市場、この日発表の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が
1.2万人増と予想外に弱い内容となったことから、発表直後は米国債利回りの急低下
と伴にドル売りが強まった。ドル円も151円台に急速に下落する場面も見られたもの
の、売りが一巡すると買い戻され、終盤にかけて逆にドル買いが強まっている。
NFPについては、ハリケーンとボーイングのストの影響が出た可能性が高い。通常
であればドルにとって大きなダメージとなる報告で、FRBの大幅利下げの可能性も議
論されそうなところではあるが、特殊事情ということもあり、市場も今回はやり過ごし
た模様。エコノミストからは、ハリケーンやスト、そして更なる調整の影響がなくて
も、10月のNFPは13万人程度だったとの推計も出ていた。
弱い米雇用統計を受けても、市場は来週のFOMCは0.25%ポイントの利下げで
確実視している。「FRBはこの数字に目を通すだろうが、米大統領選の結果の方が遥
かに重要であることから、この数字でFRBがシナリオを変えることはない」といった
コメントも聞かれた。
投資家は、来米大統領選の投票を前にリスクヘッジを活発化させていた模様。オプシ
ョン市場ではドルの変動に対するヘッジ価格が、パンデミックが衝撃を与えていた20
20年4月以来の高値に上昇。ドルの1週間物インプライド・ボラティリティは選挙に
向けて急上昇している。
ユーロドルは米雇用統計を受けて一旦1.09ドル台まで買い戻されたものの、1.
09ドル台は維持できずに1.08ドル台前半に伸び悩んだ。本日の200日線が1.
0870ドル付近に来ているが、その水準を回復できにいる。ユーロドルは10月下旬
以降、リバウンド相場の兆候を見せているが、ドル高期待が根強い中で、本格的な動き
になるか注目される。いまのところは、200日線を完全回復できるかが目先のポイン
トとなりそうだ。
市場ではECBの利下げ期待が高いが、ECBは利下げを前倒しする可能性があると
の指摘も一部から出ている。ECBは来年の夏まで、理事会ごとに利下げを実施する可
能性があると述べている。ユーロ圏の景気回復が遅れていることから、ECBは保険領
域まで利下げを行う可能性があり、そうなれば、今回の利下げサイクルのターミナルレ
ート(最終到達点)は1.50%まで低下するという。それでも、来年のインフレと成
長の予測には大きな不確実性が残るとも付け加えている。
ポンドドルは一時1.2980ドル付近まで上昇し、100日線に顔合わせする場面
も見られたものの、終盤にかけて1.29ドル台前半に下落する展開。今週のリーブス
英財務相の秋季予算案を受けて英国債に売りが強まるなど、今週は不安定な動きが見ら
れ、ポンドも売りが強まっていた。週末になってその動きは一服していたものの、ドル
高期待も根強い中でリバウンド相場を形成しようという動きまではない。
一部のエコノミストからは、英中銀は11月に利下げを実施する可能性が高いが、1
2月は実施しないかもしれないとの見方が出ている。英中銀は11月7日の金融政策委
員会(MPC)で0.25%ポイントの利下げを実施し、政策金利を4.75%とする
だろう。しかし、今週のリーブス英財務相の予算案で公共投資拡大がコミットされたこ
とから、12月の追加利下げの可能性は低そうだという。
英中銀の委員の中には、政府の追加支出がインフレを高めるのではないかと懸念して
いる者もいると語った。短期金融市場では12月末までに計0.30%ポイント利下げ
を織り込んでいる。
MINKABU PRESS