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日本時間午後10時36分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 152.62 - 0.80 (- 0.52%) 153.59 / 151.92
ユーロ・ドル 1.0884 + 0.0028 (+ 0.26%) 1.0888 / 1.0844
ポンド・ドル 1.2986 + 0.0024 (+ 0.19%) 1.3000 / 1.2943
ドル・スイス 0.8641 - 0.0026 (- 0.30%) 0.8670 / 0.8637
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日本時間午後10時36分現在のドル円は1ドル=152.62円。NY時間に入っ
てドル円は152円台での推移となっている。この日は日銀決定会合の結果が発表さ
れ、大方の予想通りに政策は据え置きとなった。植田総裁がどのようなガイダンスを示
唆してくるか注目されていたが、「金融政策の見極めに必要な時間や利上げのタイミン
グに予断を持っていない」と述べていた。
植田総裁の「政策判断に時間的余裕がある」との言及に市場は注目していたが、総裁
は、8月以降の弱い米雇用統計などを背景に市場が急変し、日本経済への重要なリスク
と判断したことからその表現を使ったと説明。ただ、足元は米経済のリスク度合いは少
しずつ下がってきているとし、同様の表現は不要になるのではないかと考え、今日も使
っていないと語っていた。
本日は展望レポートも公表されていたが、25年度の消費者物価(生鮮食品を除くコ
アCPI)の見通しを、前回の2.1%から1.9%に下方修正したた。ただ、26年
度まで2%程度で推移するとの従来の想定から大きな変化はなかった。一方、リスクバ
ランスは、前回の「上振れリスクの方が大きい」との表現を24年度はなくす一方、2
5年度は維持した。
全体的にハト派な印象もあったが、市場が期待していたほどでもなく、日銀はオープ
ンの姿勢を示唆している。円相場は円高の反応を示し、ドル円も一時151円台まで下
落。来週の米大統領選などのイベントリスクに、為替市場はこれまでドル高の反応を強
めていたが、ここに来て、それに向けた調整も一段落してきており、今週に入ってドル
高は一服している。そのような雰囲気の中での日銀決定会合を受けて、ドル円は売られ
やすかったものかもしれない。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は152円に観測され
ている。
31日(木)
152.00 (13.7億ドル)
MINKABU PRESS