9日前引けの日経平均株価は前営業日比670円94銭高の4万8405円93銭と
反発。前場のプライム市場の売買高概算は12億363万株、売買代金概算は3兆27
70億円。値上がり銘柄数は781、対して値下がり銘柄数は773、変わらずは62
銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は日経平均が大幅高となり、上げ幅は一時700円を超え
た。前日の米国株市場では、米実業家イーロン・マスク氏が手掛けるAI企業に出資す
ると報じられたエヌビディア<NVDA>を中心にハイテク株に買いが集まった。NY
ダウは小幅に下落したものの、ナスダック総合株価指数は反発し再び最高値を更新して
いる。米ハイテク株高を受け、東京市場はこれを好感する形で投資家心理が上向き、指
数寄与度の高い値がさ株の一角に投資資金が流入。先物買いも入り全体が押し上げられ
る格好となった。セクター別では情報・通信業や非鉄金属の上昇が目立ち、一方で自動
車など輸送用機器は下げた。値上がり銘柄数はプライム市場全体で約48%にとどまっ
た。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が値を飛ばし、ディスコ<6146>、フジクラ
<5803>、古河電気工業<5801>が水準を切り上げた。アドバンテスト<6857>、東京
エレクトロン<8035>はしっかり。安川電機<6506>は大幅高。東京電力ホールディン
グス<9501>も高い。Link-Uグループ<4446>、芝浦メカトロニクス<6590>は
急伸した。半面、トヨタ自動車<7203>が安く、IHI<7013>、SCREENホール
ディングス<7735>、JX金属<5016>が軟調。任天堂<7974>も値下がりした。
出所:MINKABU PRESS