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日本時間午前5時40分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 153.37 + 0.01 (+ 0.01%) 153.49 / 152.78
ユーロ・ドル 1.0859 + 0.0040 (+ 0.37%) 1.0871 / 1.0808
ポンド・ドル 1.2968 - 0.0047 (- 0.36%) 1.3043 / 1.2937
ドル・スイス 0.8664 - 0.0009 (- 0.10%) 0.8694 / 0.8654
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<きょうの材料>
*ADP雇用統計(10月)21:15
結果 23.3万人
予想 11.1万人 前回 15.9万人(14.3万人から修正)
*米GDP速報値(第3四半期)(前期比年率)21:30
結果 2.8%
予想 2.9% 前回 3.0%
*個人消費
結果 3.7%
予想 3.3% 前回 2.8%
*GDPデフレータ
結果 1.8%
予想 1.9% 前回 2.5%
*PCEコアデフレータ
結果 2.2%
予想 2.1% 前回 2.8%
*米中古住宅仮契約件数(9月)23:00
結果 7.4%
予想 1.9% 前回 0.6%(前月比)
*米週間石油在庫統計(バレル・前週比)23:30
原油 -51.5万(4億2551万)
ガソリン -270.7万(2億1087万)
留出油 -97.7万(1億1286万)
(クッシング地区)
原油 +68.1万(2536万)
*()は在庫総量
*米財務省、四半期入札規模を1250億ドルで据え置き
米財務省は四半期定例入札での中長期債の発行規模を前四半期から据え置いた。少な
くとも向こう数四半期は中長期債の発行を増やす必要はないとのガイダンスも維持し
た。来週実施する3、10、30年債の入札は発行額が計1250億ドル。11月4日
に3年債で580億ドル、5日に10年債で420億ドル、6日に30年債で250億
ドルとなっている。
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<明日の材料と事前予想>
【日本】
日銀政策金利(10月)時刻未定
予想 0.25% 前回 0.25%
鉱工業生産(速報値)(9月)08:50
予想 0.9% 前回 -3.3%(前月比)
予想 -3.1% 前回 -4.9%(前年比)
【豪州】
小売売上高(9月)09:30
予想 0.6% 前回 0.7%(前月比)
小売売上高(インフレ調整前)(2024年 第3四半期)09:30
予想 0.8% 前回 -0.3%(前期比)
【中国】
製造業PMI(10月)10:30
予想 49.9 前回 49.8
サービス業PMI(10月)10:30
予想 50.4 前回 50.0
【ユーロ圏】
ドイツ小売売上高(9月)16:00
予想 -0.7% 前回 1.6%(前月比)
予想 1.3% 前回 2.4%(前年比)
ユーロ圏消費者物価指数(HICP・概算値速報)(10月)19:00
予想 0.2% 前回 -0.1%(前月比)
予想 1.9% 前回 1.7%(前年比)
予想 2.6% 前回 2.7%(コア・前年比)
ユーロ失業率(9月)19:00
予想 6.3% 前回 6.4%
【米国】
雇用コスト指数(第3四半期)21:30
予想 1.0% 前回 0.9%(前期比)
個人所得(9月)21:30
予想 0.4% 前回 0.2%(前月比)
個人支出
予想 0.4% 前回 0.2%(前月比)
PCEデフレータ(9月)21:30
予想 0.2% 前回 0.1%(前月比)
予想 2.1% 前回 2.2%(前年比)
PCEコアデフレータ
予想 0.3% 前回 0.1%(前月比)
予想 2.6% 前回 2.7%(前年比)
新規失業保険申請件数(10/20 - 10/26)21:30
予想 23.0万件 前回 22.7万件
シカゴ購買部協会景気指数(PMI)(10月)22:45
予想 46.9 前回 46.6
日銀金融政策決定会合、展望リポート公表、植田総裁会見
ECB経済報告
パネッタECB理事が講演
ブリーデン英中銀副総裁が国際決済銀行(BIS)・香港金融管理局(HKMA)合同会議出
席
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きょうのNY為替市場、ドル買いが一服する中、ドル円は153円台で底堅さを維持
した。この日発表のADP雇用統計が予想以上に強い内容だったことから買いの反応が
見られたものの、154円台を試に行く動きまでは見られていない。一方で下押しする
動きも見られず、200日線の上でのリバウンド相場をしっかりと維持している状況。
本日のNY為替市場はドル売りが優勢となったものの円安の動きもあり、ドル円は下
支えされている。明日の日銀決定会合への警戒感もドル円の下値をサポートしていたよ
うだ。今回は据え置きが確実視される中、植田総裁がどのようなガイダンスを示唆して
くるかに注目が集まっている。衆院選の結果を受けて政局が流動的となっており、利上
げに対して慎重なアプローチを滲ませるのではとの見方が市場では優勢となっている。
その場合の円の一段安のリスクにも備えているようだ。
今回の会合では、米大統領選の行方とFRBの政策動向を巡る米国の動向も日銀を慎
重にさせるものと見られている。植田総裁は先週のG20財務相・中央銀行総裁会議の
際の会見で、米経済の動向も注視している姿勢に言及していた。
次の利上げ時期を巡ってエコノミストの間では、当初の12月から来年1月に予想が
シフトしているようだ。米大統領選でどちらが勝利したとしても就任は来年1月以降。
米経済の動向を見極めるのであれば、1月利上げもどうかとは思われる一方、日本では
ここから年末にかけて、首班指名や予算編成などがある。これらのスケジュール感か
ら、少なくとも現時点で日銀が12月利上げを示唆することはないと見られているよう
だ。
今回は展望レポートも公表されるが、24年度のGDP見通しを4月時点の前年度比
0.8%増から小幅に下方修正すると見られている。一方、物価の基調に関する見通し
は維持する公算が大きく、緩やかな回復という見通しは維持すると見られる。
ユーロドルは一時1.0870ドル付近まで買い戻され、200日線に顔合わせして
いる。来週の米大統領選やFOMCに向けたドルのポジション調整も一段落してきたよ
うで、本日のドルは調整売りが出ていたことから、ユーロドルは買い戻されている。
きょうはいくつか重要なユーロ圏の経済指標が発表になっていたが、ECB利下げを
難しくする内容となっていた。第3四半期のユーロ圏のGDP速報値は前期比プラス
0.4%と予想を上回り、調査で示唆されているほど悪化していないことを示唆した。
一方、10月のドイツ消費者物価指数(HICP)速報値も発表され、前年比2.4%
とこちらも予想を上回っていた。市場では次回のECB理事会での利下げは0.50%
ポイントの大幅利下げではなく、通常の0.25%ポイントの利下げになるとの見方に
傾いている。
ポンドドルは上下動。NY時間の序盤には1.2935ドル付近まで下落していた
が、一時1.30ドル台を回復する場面も見られた。この日は注目されていた英秋季予
算案がリーブス英財務相から発表された。
同財務相は国民保険料の引き上げなどで400億ポンド規模の増税を発表。公共サー
ビスへの支出を増やし、前保守党政権が残した財政赤字の穴埋めに充当するという。キ
ャピタルゲイン課税の最高税率を24%に引き上げるほか、ファンドの運営者が得る成
功報酬の一種であるキャリードインタレストのキャピタルゲイン課税も4月に32%に
引き上げる。1月からの私立学校授業料への付加価値税導入なども発表。来年の燃料税
は凍結した。
一方、同財務相は新たな財政ルールを発表。投資資金調達のための公的借り入れ枠の
拡大を認めるもので、債務拡大にさらに拍車をかけることになる。これを受けて英国債
利回りが上昇し、ポンドをサポートしている。短期金融市場では英中銀による年内利下
げ観測が後退しており、11月に0.25%ポイントの利下げを実施した後は、12月
は据え置きの見通しが追加利下げを上回っている。
MINKABU PRESS