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米東部時間午前10時55分現在
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 42400.12 + 12.55 (+ 0.03%) 42491.86 / 42171.65
ナスダック総合指数 18627.71 + 60.52 (+ 0.33%) 18636.84 / 18509.59
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きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅続伸。前日比は、ダウ工業株30種平均が1
2.55ドル高の4万2400.12ドル、ナスダック総合指数が60.52高の1万
8627.71。
序盤は下げて始まったもののプラスに転じている。この日発表になった米求人件数が
予想以上に弱い内容となったことで米国債利回りが上げ幅を縮小したことが米株式市場
のポジティブな反応に繋がっている。
米株式市場はIT・ハイテク企業を含む主要企業の決算を控える中、神経質な値動き
も見られている。前日の米株式市場は、週末のイスラエルによるイランへの報復攻撃が
石油や核施設に打撃を与えなかったことから、原油相場の急落を歓迎していた。しか
し、米国債利回りが本日も上昇を続ける中、このところの上昇に歯止めがかかってい
る。
「現在のマクロ環境は非常に良好。回復力のある成長、ディスインフレ、景気刺激
策、そして比較的健全な企業決算。しかし、割高な銘柄には利回り上昇が重石となって
いる」といったコメントも聞かれる。
今週は重要な米経済指標が目白押しで、明日は第3四半期の米GDP速報値、明後日
はPCEデフレータ、そして、金曜日には米雇用統計が発表される。米GDPは強い内
容が予想されており、FRBの緩やかな利下げ観測を裏付けそうだ。PCEデフレータ
はインフレの落ち着きを示す予想となっている。
一方、米雇用統計だが、非農業部門雇用者数(NFP)は11万人増と2020年以
来のだいぶ低い数字が見込まれている。ただし、今回はハリケーンの特殊事情が影響す
ると見られていることから、正確な基調判断には不向きな数字との意見も多いようだ。
引け後の決算ではアルファベット<GOOG>、AMD<AMD>、スナップ<SNAP>が発
表を予定している。
フォード<F>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、EB
ITが予想を下回ったほか、通期のガイダンスでEBIT見通しを下方修正したことが
嫌気されている。
バンズやノースフェイスなどのブランドを所有するVF<VFC>が決算を受け大幅
高。売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を大きく上回った。各ブランドの売
上はすべて前年比で減収となったものの、バンズ・ブランドの連続的な改善が驚きとな
った模様。
電力のネクステラ・エナジー<NEE>が下落。15億ドル規模の増資を発表。将来、
同社の普通株を購入する権利と、2029年11月1日満期のネクステラ・エナジー・
キャピタルの債券5%の未分割受益権で構成される。
アプリケーションのデリバリーコントローラの開発を手掛けるF5<FFIV>が上昇。
前日引け後に7-9月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上
回った。
医療機器のトランス・メディックス<TMDX>が大幅安。前日引け後に7-9月期決算
(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回ったほか、粗利益率も前回
から大きく低下し予想も下回った。
引け後の決算ではアルファベット<GOOG>、AMD<AMD>、スナップ<SNAP>が発
表を予定している。
フォード<F> 10.36(-1.02 -8.93%)
VF<VFC> 21.21(+4.18 +24.54%)
ネクステラ・エナジー<NEE> 80.28(-2.59 -3.13%)
F5<FFIV> 239.52(+21.16 +9.69%)
トランス・メディックス<TMDX> 87.89(-38.35 -30.38%)
アップル<AAPL> 233.49(+0.09 +0.04%)
マイクロソフト<MSFT> 428.83(+2.24 +0.53%)
アマゾン<AMZN> 188.74(+0.35 +0.19%)
アルファベットC<GOOG> 170.08(+1.74 +1.03%)
テスラ<TSLA> 260.89(-1.62 -0.62%)
メタ<META> 585.44(+7.28 +1.26%)
AMD<AMD> 162.28(+2.36 +1.48%)
エヌビディア<NVDA> 140.32(-0.20 -0.14%)
イーライリリー<LLY> 904.13(+8.54 +0.95%)
MINKABU PRESS