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2025年08月19日(火)22時31分

NY外国為替序盤=147円台での推移続く

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日本時間午後10時29分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  147.86 - 0.03 (- 0.02%) 148.11 / 147.54
ユーロ・ドル 1.1674 + 0.0013 (+ 0.11%) 1.1693 / 1.1639
ポンド・ドル 1.3503 - 0.0001 (- 0.01%) 1.3531 / 1.3487
ドル・スイス 0.8057 - 0.0018 (- 0.22%) 0.8086 / 0.8047
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 日本時間午後10時29分現在のドル円は1ドル=147.86円。きょうの為替市
場、ややドル安の動きが出ていたものの、概ね様子見の雰囲気が強まっておりドル円も
147円台での上下動が続いている状況。雰囲気に変化はなく、市場は金曜日のジャク
ソンホールでのパウエル議長の講演を待っている状況。短期金融市場では9月FOMC
での0.25%ポイントの利下げを80%程度の確率で織り込んでいる。先週よりは確
率は低くなってはいるものの、ほぼ利下げを確実視している状況。
 まちまちなインフレと雇用の数字に加え、トランプ政権からの政治的圧力もあり、F
RBも判断が悩ましい状況に追い込まれている。パウエル議長は利下げの可能性は否定
しないのかもしれないが、一部で期待されているような積極利下げを強調するようなこ
とはないと見られている。また、議長にとって最後のジャクソンホールでの講演となり
そうだが、中央銀行の独立性は強調してくるものと見られている。
 このような中、ドル円は100日線と200日線のレンジ内での推移を続けている状
況。本日の100日線は145.50円付近、200日線は149.25円付近。現在
はその中心の147円台で推移している状況。
 なお、S&Pが米国の格付けについて「AA+」を再確認した。減税・歳出法によっ
て米国の債務持続性に懸念が生じている中、今回のS&Pの判断はドルに一定のプラス
要因となり得るとの指摘も出ていたが、大きな動きには繋がっていない。
 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は147.40円に観
測されている。
19日(火)
147.40(3.0億ドル)
21日(木)
146.80(12.0億ドル)
22日(金)
147.90(14.2億ドル)
MINKABU PRESS