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2025年08月19日(火)00時59分

米株式市場序盤=ダウ平均は小幅安

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米東部時間午前11時56分現在
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 44934.27 - 11.85 (- 0.03%) 44998.83 / 44868.32
ナスダック総合指数  21583.79 - 39.19 (- 0.18%) 21651.50 / 21559.96
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 きょうのNY株式市場、ダウ平均は小幅安。前日比は、ダウ工業株30種平均が1
1.85ドル安の4万4934.27ドル、ナスダック総合指数が39.19安の2万
1583.79。先週末終値付近での振幅が続いている。先週はFRBの利下げ期待の
高まりで米株式市場は上昇していたが、本日はその上げも一服。注目イベントも通過
し、市場は次の展開待ちとなっている模様。
 想定通りではあったものの、週末の米ロ首脳会談ではウクライナ和平の合意形成がな
かったほか、先週は米インフレ指標、小売売上高などの重要指標を通過したが、市場で
は9月の利下げ期待に変化はないものの、一部で期待されていたような、積極的な利下
げを促すような内容でもなかった。
 次の展開待ちという意味では、今週はワイオミング州ジャクソンホールでFRBがシ
ンポジウムを開催し、金曜日のパウエル議長のスピーチに注目が集まっている。利下げ
の可能性は否定しないのかもしれないが、一部で期待されているような積極利下げを強
調するようなことはないと見られている。短期金融市場では9月利下げの確率を82%
程度で織り込んでいる状況。
 今週はホームデポ<HD>、ロウズ<LOW>、ウォルマート<WMT>、ターゲット<TGT
>など小売大手の5-7月期決算に注目が集まる。マクロ指標では個人消費は底堅さを
見せているものの、ミクロではどうか関税を含めて注目される。
 一部からは、関税による経済への懸念は誇張されている可能性があるとの見方が出て
いる。「市場のメッセージは非常に楽観的で、米消費者の軟化やスタグフレーションの
可能性に関する従来の見方は的外れである可能性がある」との指摘も出ている。
 S&P500企業の92%以上がすでに決算の発表を終えているが、そのうち約8
2%が予想を上回る利益を計上していた。想定以上に良好な決算であったことも米株式
市場を下支えしている。
 人事・労務のクラウド型アウトソーシングサービスを提供するデイフォース<DAY>
が大幅高。投資会社のトーマ・ブラボーが同社買収に向け交渉を進めていると伝わっ
た。
 住宅用太陽光発電システムのサンラン<RUN>が上昇。アナリストが投資判断を「買
い」に引き上げ、目標株価を16ドルに設定した。

 トニックス・ファーマ<TNXP>が上昇。先週末の引け間際に、成人の線維筋痛症治療
薬「トンミャ」がFDAの承認を受けたと発表した。この疾患に対する新たなFDA承
認薬は15年以上ぶり。
 娯楽施設の英ソーホー・ハウス<SHCO>がNY市場で大幅高。不動産投資・ホテル運
営のMCRおよび同社の会長兼CEOのモース氏が主導する投資家グループと、一部主
要株主の保有株を除き、発行済み株式を取得することで最終合意を締結した。
デイフォース<DAY> 67.07(+14.19 +26.83%)
サンラン<RUN> 15.01(+1.09 +7.79%)
トニックス・ファーマ<TNXP> 40.70(-10.65 -20.74%)
ソーホー・ハウス<SHCO> 8.82(+1.18 +15.45%)
グッドRx<GDRX> 5.02(+1.29 +34.45%)
コジェント<CCOI> 37.65(+3.40 +9.91%)
アップル<AAPL> 230.86(-0.73 -0.32%)
マイクロソフト<MSFT> 516.86(-3.32 -0.64%)
アマゾン<AMZN> 230.44(-0.59 -0.26%)
アルファベットC<GOOG> 204.12(-0.79 -0.39%)
アルファベットA<GOOGL> 203.14(-0.76 -0.37%)
テスラ<TSLA> 333.14(+2.58 +0.78%)
エヌビディア<NVDA> 181.46(+1.01 +0.56%)
メタ<META> 765.53(-19.71 -2.51%)
AMD<AMD> 175.22(-2.29 -1.29%)
イーライリリー<LLY> 699.74(-1.49 -0.21%)
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