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米東部時間午前10時13分現在
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 46067.97 - 522.27 (- 1.12%) 46382.92 / 45965.39
ナスダック総合指数 22356.84 - 351.23 (- 1.55%) 22643.01 / 22267.19
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きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅続落。前日比は、ダウ工業株30種平均が5
22.27ドル安の4万6067.97ドル、ナスダック総合指数が351.23安の
2万2356.84。
本日も前日からの雰囲気を継続。AI関連の高バリュエーションに対する懸念からI
T・ハイテク株の下落が続いているほか、暗号資産市場でビットコインが一時9万ドル
を割り込んだことが市場のセンチメントを重くしている。
明日の引け後に決算を控えているエヌビディア<NVDA>が下落し、パランティア<
PLTR>、アマゾン<AMZN>、マイクロソフト<MSFT>も下落。アマゾンとマイクロソフ
トはアナリストによる「中立」への投資判断引き下げも伝わっていた。
エヌビディアは今月に入って8%下落しているが、今年のAI主導の相場上昇の強さ
を巡る議論の中心となっている。高バリュエーションや、IT大手によるAI関連の設
備投資のための相次ぐ巨額の社債の発行もあり、市場はAIのファンダメンタルズへの
懸念を高めているようだ。
アルファベット<GOOG><GOOGL>のピチャイCEOは英BBCとのインタビュー
で、「現在のAIブームには、一部に非合理性があり、バブルが崩壊した場合に影響を
免れる企業はない」と述べていた。
ビットコインは一時9万ドルを割り込み、10月初旬の最高値からの下落が続いてい
る。多くのIT・ハイテク株への投資家が、同時に暗号資産も多く保有しており、ビッ
トコインの急落は株式市場のさらなる下押しに繋がるのではとの懸念も出ているよう
だ。
ストラテジストは「ここ数週間で市場の語り口調は劇的に変化しており、AIに関す
る市場の反応は、設備投資拡大を肯定的に評価していた段階から、さらなる投資と将来
リターンに対する急速な懐疑へと急旋回している」と指摘。その上で「実需の投資家と
テクニカル勢のポジションが極端に偏っていることも相まって、急速なリスク削減とそ
れに伴うナラティブの修正が起きている」と述べた。
さらに、FRBは12月に利下げを見送るのではという懸念も強まっている。短期金
融市場での12月の利下げ確率は50%未満に低下しており、1カ月前の90%超から
大きく後退。
投資家はFRBが景気を下支えし、株高の正当化に必要な低金利環境を維持すること
を期待していた。今週は10月分のFOMC議事録と9月の米雇用統計の発表が、それ
ぞれ水曜日と木曜日に控えている。
アップル<AAPL> 266.44(-1.02 -0.38%)
マイクロソフト<MSFT> 494.36(-13.13 -2.59%)
アマゾン<AMZN> 225.87(-7.00 -3.01%)
アルファベットC<GOOG> 280.62(-4.99 -1.75%)
アルファベットA<GOOGL> 280.00(-5.02 -1.76%)
テスラ<TSLA> 396.46(-12.46 -3.05%)
エヌビディア<NVDA> 180.32(-6.28 -3.36%)
メタ<META> 586.01(-16.00 -2.66%)
AMD<AMD> 226.01(-14.52 -6.03%)
イーライリリー<LLY> 1025.34(+3.64 +0.36%)
MINKABU PRESS