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午後9時5分時点の主要通貨は下記の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 154.13 - 0.53 (- 0.34%) 154.67 / 153.29
ユーロ・ドル 1.0566 - 0.0032 (- 0.30%) 1.0601 / 1.0524
ポンド・ドル 1.2636 - 0.0042 (- 0.33%) 1.2689 / 1.2613
ドル・スイス 0.8835 + 0.0004 (+ 0.05%) 0.8845 / 0.8823
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米東部時間午前7時05分のドル円は154円台前半での取引。東京市場で154.
60付近から153.90台で下に往って来いとなり、ロンドン朝方となった。ロシア
とウクライナをめぐる地政学リスク報道で一気にリスク回避の円買いが強まった。ドル
円は一時153.29近辺まで急落。その後、売買が交錯も次第に買われて154円台
を回復している。「プーチン氏、核兵器使用の拡大を承認 最新の核ドクトリンで」と
の一報に続いて、「ウクライナ、ロシア領内に向けた初のATACMSミサイル攻撃実
施」と報じられた。米債利回りは低下、欧州株などが下落している。円のほかにはスイ
スフランもリスク回避通貨として堅調。
ユーロドルは1.05台半ばでの取引。東京朝方の1.0601近辺を高値に上値重
く推移している。ロシアなどの地政学リスク報道を受けて売りが強まると安値を1.0524
近辺まで広げた。その後は下げ一服も東京時間の高値圏には戻し切れず、上値重く推
移。ユーロ円はドル円と同様に円買いが強まった。東京朝方の163.96近辺を高値
に、ロンドン序盤には161.50近辺まで急落した。対ポンドではユーロ売りが先行
も、その後は買い戻されている。ECB当局者からの発言も多かったが、概ね12月の
25bp利下げの見方が多いようだ。
ポンドドルは1.26台前半での取引。東京昼過ぎの1.2689近辺を高値に、地
政学リスク報道を受けて1.2613近辺まで一時急落した。その後の戻りは限定的。
ポンド円は東京朝方の196.18近辺を高値に上値重く推移。ロンドン序盤にかけて
はドル円とともに193.58近辺まで急落した。その後は194円台後半へと下げ一
服。ユーロポンドは0.8332から0.8365までのレンジで下に往って来い。英
議会でベイリー英中銀総裁などMPCメンバーが証言した。サービスインフレを注視
する必要など根強いインフレを指摘する声が多く、利下げペースは緩やかなものが提唱
された。ただ、最も新しいメンバーのテイラー委員からはインフレ下方リスクがみられ
た場合はやや利下げペースを早める必要との意見もあった。
minkabu PRESS