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日本時間午前6時29分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 154.67 + 0.01 (+ 0.01%) 154.80 / 153.29
ユーロ・ドル 1.0596 - 0.0002 (- 0.02%) 1.0601 / 1.0524
ポンド・ドル 1.2682 + 0.0004 (+ 0.03%) 1.2689 / 1.2613
ドル・スイス 0.8824 - 0.0007 (- 0.08%) 0.8845 / 0.8802
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<きょうの材料>
*米住宅着工件数(10月)22:30
結果 131.1万件
予想 133.4万件 前回 135.3万件(135.4万件から修正)
*建設許可件数(10月)22:30
結果 141.6万件
予想 143.5万件 前回 142.5万件
【カナダ】
消費者物価指数(CPI)(10月)22:30
結果 0.4%
予想 0.3% 前回 -0.4%(前月比)
結果 2.0%
予想 1.9% 前回 1.6%(前年比)
*シュミッド・カンザスシティー連銀総裁
・金利がどこまで低下するかは不明。
・米経済と金利に関するこれまでの発言を繰り返す。
・タイトな政策を緩和する時が来た。
・FRBの独立性は米経済にとって本当に有益。
・完全雇用、インフレ低下傾向、堅調な成長を確認。
・パンデミック前の水準に戻ることは想定外。
・短期ゾーンの金利は幾分抑制的だが、過度ではない。
・インフレとの闘いはまだ終わっていない。
*トランプ氏、商務長官にルトニック氏を指名
トランプ氏は次期商務長官にキャンターフィッツジェラルドのルトニックCEOを指
名した。
*習近平中国国家主席
・中国のウクライナ危機に対する立場は一貫している。
・停戦に向けて独自の建設的役割を継続する。
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<明日の材料と事前予想>
【日本】
通関ベース貿易収支(10月)08:50
予想 -3900億円 前回 -2941億円
予想 -1400億円 前回 -1872億円(季調済)
【中国】
中国最優遇貸出金利(ローンプライムレート)(11月)10:00
予想 3.1% 前回 3.1%(1年)
予想 3.6% 前回 3.6%(5年)
【ユーロ圏】
ドイツ生産者物価指数(10月)16:00
予想 0.1% 前回 -0.5%(前月比)
予想 -0.9% 前回 -1.4%(前年比)
【英国】
消費者物価指数(CPI)(10月)16:00
予想 0.5% 前回 0.0%(前月比)
予想 2.2% 前回 1.7%(前年比)
予想 3.1% 前回 3.2%(コア・前年比)
小売物価指数(RPI)(10月)16:00
予想 0.4% 前回 -0.3%(前月比)
予想 3.2% 前回 2.7%(前年比)
予想 N/A 前回 2.0%(前年比・除くモーゲージ利払い)
生産者物価指数(PPI)(10月)16:00
予想 0.4% 前回 -1.0%(仕入・前月比)
予想 -2.8% 前回 -2.3%(仕入・前年比)
予想 -0.1% 前回 -0.5%(出荷・前月比)
予想 -1.0% 前回 -0.7%(出荷・前年比)
訪日外客数(10月)
ECB半期に1度の金融安定報告
ラムスデン英中銀副総裁が金融政策について講演
ラガルドECB総裁が挨拶
デギンドスECB副総裁が講演
ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁が講演
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きょうのNY為替市場、ドル円はNY時間に入って買い戻しが活発化した。本日はウ
クライナ情勢への不透明感がさらに強まっており、プーチン大統領が核ドクトリンの改
定を承認し、核兵器の使用基準を緩和したことで、市場は地政学的リスクを再燃。
円相場はリスク回避の円高が強まり、ドル円は153円台前半まで下落する場面も見
られた。しかし、下げて始まった米株式市場に買い戻しが見られていることもあり、い
まのところウクライナ情勢については、市場も静観しているようだ。米株式市場の買戻
しについては、明日の引け後に決算発表を控えたエヌビディアが上昇していることが支
援しているとの声も聞かれる。ただ、地政学リスクについては、この先も頻繁に意識さ
れるとの見方も根強い。
ドル円は154円台後半まで上昇し、序盤の下げを完全に取り戻した格好となってい
る。ただ、選挙後のトランプトレードの勢いは弱まっており、ドル高もひと息つき、安
定の兆候も見られている。投資家はトランプトレードを十分に享受したようで、米国の
さらなるデータと、トランプ氏の経済政策が来年どの程度実施されるかについて、市場
は模索し始めているようだ。
ユーロドルは下に往って来いの展開。地政学的リスクを再燃で、ロンドン時間に1.
05ドル台前半まで下落したものの、NY時間に入って1.06ドルちょうど付近まで
買い戻された。ただ、上値が重い雰囲気に変化はない。
エコノミストは、来年にユーロ圏のインフレが低下すれば、ECBは追加利下げがさ
らに可能になるとしたうえで、ECBによる追加利下げをあと5回、12月に1回、2
025年第3四半期までに4回実施すると予想していると述べた。2025年のインフ
レを2.0%と予想しており、これは2024年の予想の2.3%からの低下を意味す
る。しかし、賃金とサービスインフレが依然高いことから、コアインフレは高水準で推
移する可能性が高いとも指摘した。
なお、12月については一部から大幅利下げの期待が出ているが、ECB理事はその
観測を否定しているようだ。
ポンドドルも一旦1.26ドル台前半に下落したものの、NY時間に入って買い戻し
が膨らみ、1.26ドル台後半に戻している。トランプトレードのドル買いも落ち着く
中、ポンドドルが反転の兆しを見せるか注目される。市場では英中銀は以前の期待ほど
利下げはできないとの見方も広がっており、12月の金融政策委員会(MPC)での追
加利下げは見送られるとの見方を強めている。
本日はベイリー英中銀総裁を始め、複数の英中銀委員が議会証言を行っていた。ベイ
リー総裁はインフレは両方にリスクがあり、段階的なアプローチが有効との認識を示
し、慎重姿勢も垣間見せていた。
一方、9月に政策委員に就任したテイラー委員は、経済が低迷した場合、金利は予想
よりも速いペースで引き下げられる可能性があることを示していた。段階的な利下げと
は来年の約1.00%ポイントの利下げを意味すると具体的に説明していた。8月の利
下げに反対票を投じていたタカ派のハスケル氏に代わったため、英中銀はハト派寄りの
方向に若干傾いたようだ。
MINKABU PRESS