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2025年05月21日(水)01時01分

米株式市場序盤=ダウ平均は4日ぶりに反落

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米東部時間午前11時59分現在
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 42687.74 - 104.33 (- 0.24%) 42800.04 / 42638.54
ナスダック総合指数  19149.64 - 65.82 (- 0.34%) 19161.75 / 19072.08
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 きょうのNY株式市場、ダウ平均は4日ぶりに反落。ナスダックも軟調な動きが続い
ている。前日比は、ダウ工業株30種平均が104.33ドル安の4万2687.74
ドル、ナスダック総合指数が65.82安の1万9149.64。
 市場には楽観的ムードが広がっているが、本日はこのところの上げを一服させてい
る。前日は先週末に米格下げが伝わったにもかかわらず、すでに認識されていることと
して、米株式市場は後半に上げに転じていた。
 米中協議の進展を材料に米株式市場は急反騰しているものの、投資家もさすがに更な
る上値追いには材料が欲しいようだ。今回の急反騰は関税の経済への影響に関する不確
実性や米景気後退懸念の中での動きではあるが、米国の格下げさえもやり過ごしている
状況。
 今回の上昇に対する懐疑的な見方も多い一方、今回の反発を素直に受け止めるべきと
の見解も出ている。「懸念は現実的で、われわれすべての情報を無視しているわけでは
ない。ただ、市場が何を示しているかに耳を傾ける必要はあろう。これは下げ相場の中
の一時的上昇ではなく、ショートカバーによる上昇でもない」との声も出ていた。
 一方、予想される企業業績から、今回の上昇は正当化されないとの指摘も出ている。
「今年の第3四半期のS&P500企業の増益率のコンセンサス予想は7%増と過去平
均を上回っているが、関税措置などを考慮すれば、範囲を超えた期待で、理に適ってい
ない」との声も聞かれる。
 スポーツ用品のアメア・スポーツ<AS>が決算を受け大幅高。通期の見通しを上方修
正。主力ブランドのアークテリクスやサロモンの成長が引き続き業績をけん引した。
 量子コンピューティングのDウェーブ・クオンタム<QBTS>が大幅に3日続伸。同社
は本日、アドバンテージ2量子コンピューティングシステムの一般提供開始を発表し
た。
 航空機リースのエア・リース<AL>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き
上げ、目標株価を68ドルに設定した。
 先端素材のASPアイソトープス<ASPI>が大幅安。南アフリカの再生可能エネルギ
ー、レネルゲン社を買収することで合意した。
アメア・スポーツ<AS> 36.61(+5.22 +16.63%)
Dウェーブ<QBTS> 17.00(+3.85 +29.24%)
エア・リース<AL> 58.57(+1.43 +2.50%)
ASPアイソトープス<ASPI> 6.49(-1.03 -13.74%)
アップル<AAPL> 208.02(-0.76 -0.36%)
マイクロソフト<MSFT> 456.09(-2.78 -0.61%)
アマゾン<AMZN> 203.67(-2.49 -1.21%)
アルファベットC<GOOG> 168.12(+0.25 +0.15%)
アルファベットA<GOOGL> 166.92(+0.38 +0.23%)
テスラ<TSLA> 349.95(+7.86 +2.30%)
エヌビディア<NVDA> 134.21(-1.36 -1.00%)
メタ<META> 637.84(-2.59 -0.40%)
AMD<AMD> 113.61(-1.13 -0.98%)
イーライリリー<LLY> 750.40(-4.71 -0.62%)
MINKABU PRESS