経済ニュース

<< 一覧に戻る

2025年08月18日(月)16時20分

東京株式(大引け)=336円高、半導体株安でも日経平均の最高値更新続く

 18日の東京株式市場は終始堅調な地合いとなり、日経平均株価は連日で最高値を更
新。4万3000円台後半まで上値を伸ばした。
 大引けの日経平均株価は前営業日比336円00銭高の4万3714円31銭と続
伸。プライム市場の売買高概算は21億88万株、売買代金概算は5兆28億円。値上
がり銘柄数は1130、対して値下がり銘柄数は443、変わらずは48銘柄だった。
 きょうの東京市場はリスク選好の地合いが継続した。前週末の米国株市場ではNYダ
ウが小幅に反発したものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は続落とな
り、やや買い手控えムードも意識されている。しかし、東京市場は日経平均が先物主導
で終始頑強な値動きで4万3000円台後半での推移となった。トランプ米大統領が半
導体関税を近く公表する意向を表明したことから、前週末は米半導体株が軟調となり、
東京市場でも半導体製造装置関連などに売りが目立った。しかし、全体相場は途中伸び
悩む場面はあったものの、強調展開を維持した。値上がり銘柄数はプライム市場全体の
ほぼ7割を占めたが後場に入り数はやや減少している。売買代金はわずかながら5兆円
を上回り、きょうで8営業日連続で5兆円を上回る水準をこなした。
 個別では、断トツの売買代金をこなしたソフトバンクグループ<9984>が高く、同2
位となったサンリオ<8136>も大幅な上値追いが続いている。三菱重工業<7011>が堅
調、IHI<7013>も上昇した。古河電気工業<5801>やフジクラ<5803>も買いが優
勢。トヨタ自動車<7203>も頑強。電算システムホールディングス<4072>、アステリ
ア<3853>がストップ高に買われ、スズキ<7269>が急騰。野村マイクロ・サイエンス
<6254>の上げ足も目立つ。井関農機<6310>も値を飛ばした。三越伊勢丹ホールディ
ングス<3099>も活況高。
 半面、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>など
が売りに押され、ソニーグループ<6758>も冴えない。三菱UFJフィナンシャル・グ
ループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも下落し
た。東京電力ホールディングス<9501>など電力株が総じて安く、東京海上ホールディ
ングス<8766>も売りが優勢だった。WOWOW<4839>、アンビスホールディングス
<7071>が急落、TOKYO BASE<3415>も大幅安。
出所:MINKABU PRESS