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米東部時間午前11時5分現在
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 47443.37 + 74.74 (+ 0.16%) 47496.12 / 47384.51
ナスダック総合指数 23411.29 - 115.88 (- 0.49%) 23456.37 / 23382.07
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きょうのNY株式市場、ダウ平均は小幅に3日続伸で始まった一方、前日に上げを主
導したIT・ハイテク株は売りが優勢となり、ナスダックは反落。前日比は、ダウ工業
株30種平均が74.74ドル高の4万7443.37ドル、ナスダック総合指数が1
15.88安の2万3411.29。
東京時間に米上院がつなぎ法案を本会議で可決し、米政府機関閉鎖が終結に向かって
いるとの楽観論が広がっていた。今後は下院での修正案の再可決とトランプ大統領の署
名を待つ。米株式市場も時間外でポジティブな反応を見せていたが、次第にIT・ハイ
テク株の上値が重くなった。
日本のソフトバンクGがエヌビディア<NVDA>株を全株売却したとの報道がIT・ハ
イテク株の売りを誘っているとの指摘が出ている。孫正義氏率いるソフトバンクGは、
かつてエヌビディア株を大量保有。2019年に大量売却したが、その後、再び購入
し、最近は買い増しもしていた。ソフトバンクGがAI分野で独自の地位を築こうとす
る動きの一環ともされている。本日のエヌビディア株は下落。
AI関連銘柄のバリュエーションへの疑問は市場に根強くあるようだ。アナリストか
らは、市場は現在、ある種の調整局面に入っているとの見解も出ているが、市場は、今
年の顕著な株価上昇が再び勢いを取り戻せるかを見極めている中、多くのリスクと不確
実性に直面している。
一方、米政府機関の再開は米経済への逆風を和らげ、金融政策判断の基礎となる経済
指標も発表再開への期待が高まっている。それについて米大手証券からは、9月分の米
雇用統計は閉鎖終了から約3営業日後に発表される可能性があるが、その他は1-2週
間後になるのではとの見方も出ていた。しかし、10月分のデータについては、収集作
業が中断されていたため、発表までに時間がかかり、12月FOMCまでに間に合わな
い可能性もあると述べている。
さらに、米中間の通商不安も若干再燃。中国がレアアースの輸出承認を迅速化する一
方、米軍関連企業を除外したと伝わった。米中貿易休戦の持続性に新たな不透明感も生
じているようだ。
一部からは「バリュエーションは極端ではないが、成長ストーリーに不安が出ると急
に割高に見える。AIを引き続き強気に見ているが、先行きにはまだ長い道のりがあ
り、その過程はおそらく変化の大きいものになるだろう」との指摘も出ている。
アップル<AAPL> 272.75(+3.32 +1.23%)
マイクロソフト<MSFT> 504.29(-1.71 -0.34%)
アマゾン<AMZN> 249.16(+0.76 +0.31%)
アルファベットC<GOOG> 290.39(-0.20 -0.07%)
アルファベットA<GOOGL> 289.76(-0.34 -0.12%)
テスラ<TSLA> 439.06(-6.17 -1.39%)
エヌビディア<NVDA> 193.52(-5.53 -2.78%)
メタ<META> 625.59(-6.17 -0.98%)
AMD<AMD> 243.20(-0.78 -0.32%)
イーライリリー<LLY> 975.92(+9.28 +0.96%)
MINKABU PRESS