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日本時間午前5時32分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 151.11 + 0.27 (+ 0.18%) 151.20 / 150.50
ユーロ・ドル 1.0798 - 0.0017 (- 0.16%) 1.0838 / 1.0793
ポンド・ドル 1.2984 - 0.0001 (- 0.01%) 1.3015 / 1.2945
ドル・スイス 0.8656 - 0.0006 (- 0.07%) 0.8664 / 0.8645
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<きょうの材料>
【米国】
*リッチモンド連銀製造業指数(10月)23:00
結果 -14
予想 -18 前回 -21
【カナダ】
*鉱工業製品価格(9月)21:30
結果 -0.6%
予想 -0.6% 前回 -0.8%(前月比)
結果 -3.1%
予想 -1.5% 前回 -3.1%(前月比)
*イエレン米財務長官
・広範囲にわたる高関税はドル高につながる可能性が高い。
・ドルが基軸通貨であり続けることが重要。
・ドルに取って代わるような他の通貨はすぐには見当たらない。
・今後数年に渡って財政赤字削減が必要。
・実質純金利対GDP比率を2%以下に抑える必要。
*ラガルドECB総裁
・段階的な利下げが発信されている。
・物価目標をいつ達成できるか断言は尚早
・サービスのインフレはあまり弱まっていない。
・インフレ目標は2025年のいつかに達成へ。
・賃金の伸びは衰え始めている。
・市場を無視せず、それを考慮に入れる必要。
・必要な限り金利は制限的領域に抑えられる。
*センテノ・ポルトガル中銀総裁
・0.25%か0.50%かはデータが教えてくれる。
・データがより速い軌道を示唆するなら、ECBは大幅利下げを検討するだろう。
・ユーロ圏は成長せず、投資はほぼ横ばい。
・労働市場の回復力は弱まっている。
・利下げは緩やかで着実、予測可能なものである必要。
・中立金利は約2%か、それよりやや低い水準。
・金融緩和を継続することが重要。
・ECBはデータ依存の原則で動く。
・金利は中立金利にむしろ早く収れんする。
*ビルロワドガロー仏中銀総裁
・インフレ持続はもはや唯一の主要なリスクではない。
・ECBは2025年初頭にはすでにインフレが2%に達している可能性がある。
・ソフトランディングは達成できると見ているが、それ以上のテイクオフは見込めな
い。
・成長とインフレには大幅な下方リスクがある。
・ECBは制限撤廃において機敏な現実主義が必要。
・制限撤廃が遅過ぎることによるリスクが高まる可能性。
・ターミナルレート(最終到達点)がどの程度になるかは、現時点でまだ判断できな
い。
・量的緩和はスタンスや波及効果に影響を与えるが、流動性には影響を与えない。
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<明日の材料と事前予想>
【米国】
中古住宅販売件数(9月)23:00
予想 389万件 前回 386万件
【カナダ】
中銀政策金利(10月)22:45
予想 3.75% 前回 4.25%
【ユーロ圏】
ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)(10月)23:00
予想 -12.4 前回 -12.9
米地区連銀経済報告(ベージュブック)
ベイリー英中銀総裁が講演
ブリーデン英中銀副総裁が国際金融協会(IIF)主催イベント出席
ラガルドECB総裁がIMF世銀年次総会「欧州経済:課題と今後の道筋」講演
ボウマンFRB理事がフィラデルフィア連銀主催フィンテックイベント挨拶
バーキン・リッチモンド連銀総裁が講演(質疑応答なし)
G20財務相中銀総裁会議(24日まで)
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きょうもNY為替市場、ドル円は151円台に上昇。市場はFRBの利下げへの期待
を後退させており、米国債利回りも上昇する中、為替市場はドル高が続いている。その
ような中でドル円は、前日の上げの勢いから、上値追いへの安心感が出ていたようで、
リバウンド相場を加速させている。目先は151.35円付近に200日線が控えてお
り明日以降、試しに行くか注目される。
一部からは今回のドル高について、トランプ氏が提案する関税が世界貿易を混乱させ
るリスクに備えているとの指摘も出ていた。米商品先物協会(CFTC)が先週末に発
表したIMM投機筋の建玉報告によると、ファンド勢はここ数週間、人民元とメキシコ
ペソに対するショートポジションを増やしているという。トランプ政権下で米主要貿易
相手国の通貨に対する需要が落ち込むと見て、こうした売りを仕掛けているようだと分
析している。
この2週間の賭け市場でのトランプ氏勝利へのオッズ上昇と並行する形で、人民元と
メキシコペソの対ドルのボラティリティーが急上昇している。アナリストは「米国への
輸入関税引き上げの現実味が増している。個々の新興国への直接的な影響だけではな
く、世界貿易への連鎖的な影響も予想される」と述べている。
ユーロドルの下値模索が続き、1.08ドルを割り込んだ。1.08ドル割れは8月
2日以来。ドル高もさることながら、ECBの追加利下げへ期待も強まっており、両中
銀の方向感の違いから売りが強まっている状況。1.08ドルを完全に割り込むようで
あれば、1.07ドルまでの到達は早いとの声も出ている。
本日はラガルドECB総裁を始め、ECB理事の発言が相次いでいた。総裁は「段階
的な利下げが発信されている」と述べていたほか、エスクリバ・スペイン中銀総裁は、
ユーロ圏のインフレは来年もECBの目標である2%前後で安定する可能性が高いとの
見方を示した。「消費者物価はこれより大幅に上昇することも大幅に下落することも無
いだろう」と地元紙に語った。
9月のECBスタッフの見通しでは、2025年にはインフレが望ましい2%の水準
付近で推移すると予測しており、これは依然として中心的な見解であるとも述べてい
た。
ポンドドルは1.29ドル台での取引。英中銀の利下げを巡って様々な見方が出てい
るが、11月は利下げが確実視されているものの、12月については見解が分かれてい
る。インフレは英中銀の年内2回の利下げを正当化するものの、景気に関してはユーロ
圏とは違い、英経済は底堅く推移しており、英中銀が利下げを急ぐ必要はないとの見方
も少なくない。
また、今月30日にリーブス財務相が公表する秋季予算案も英中銀の行動に影響を及
ぼすとの見方も出ている。リーブス財務相は前任者と比較して、今後数年間は緩和的な
財政政策を主導する可能性が高く、そのため英中銀は金利を通常よりも高く維持する必
要があるという。最大0.50%ポイントほど高めに設定する必要があると予測してい
るようだ。
利下げサイクルを妨げるほどではないが、英中銀が他国よりもやや緩やかなペースで
動く可能性があることを示すもう1つの理由だという。
MINKABU PRESS