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2025年10月22日(水)11時50分

東京株式(前引け)=反落、値上がり銘柄数8割超で実質的にはリスク選好

 22日前引けの日経平均株価は前営業日比238円50銭安の4万9077円56銭
と反落。前場のプライム市場の売買高概算は10億2618万株、売買代金概算は2兆
8823億円。値上がり銘柄数は1325、対して値下がり銘柄数は246、変わらず
は43銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は日経平均株価が反落となった。高市新政権への期待から
ここ急速に水準を切り上げてきた反動が出た形となっている。もっとも日経平均は一時
700円あまりの急落をみせる場面があったが、前場取引中盤を境に戻り足に転じてい
る。また、日経平均は反落しているものの、これは指数寄与度の大きい一部のAI・半
導体関連主力株の株価が反映されたもので、個別株全体でみると値上がり銘柄数が全体
の8割以上を占めるなど実質的にはリスクオンに傾いた地合いだった。自動車株や建設
株などバリューセクターに物色の矛先が向いている。なお、TOPIXは上昇してお
り、前引け時点で3日続伸となっている。
 個別では三菱重工業<7011>、IHI<7013>、川崎重工業<7012>など防衛関連が
高く、トヨタ自動車<7203>も物色人気。イオン<8267>、良品計画<7453>なども買
われた。第一稀元素化学工業<4082>がストップ高に買われ、日本CMK<6958>、古
野電気<6814>などの上げ足も目立つ。半面、断トツの売買代金をこなしたソフトバン
クグループ<9984>が大きく水準を切り下げ、アドバンテスト<6857>も下値を探っ
た。フジクラ<5803>も軟調。SCREENホールディングス<7735>が大幅安。住友
金属鉱山<5713>が値下がり率トップに売られ、JX金属<5016>なども値を下げた。
出所:MINKABU PRESS