18日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反発。前日の米株高や円安が好感
され一時3万9000円台を回復したが、後場にかけ戻り売りに押され伸び悩んだ。
大引けの日経平均株価は前日比70円56銭高の3万8981円75銭。プライム市
場の売買高概算は14億3152万株。売買代金概算は3兆6276億円となった。値
上がり銘柄数は757と全体の約46%、値下がり銘柄数は798、変わらずは89銘
柄だった。
前日の米株式市場では、NYダウが161ドル高と続伸し最高値を更新。米9月小売
売上高が堅調だったことなどが好感され、為替も1ドル=150円台へ円安が進行し
た。これを受け、東京市場も朝方は買いが先行し一時上昇幅は270円を超え3万91
00円台まで上昇した。ただ、買い一巡後は戻り売りに押され、後場には前日比マイナ
ス圏に下落する場面があった。為替も149円台の円高方向に振れた。大引けにかけや
や値を戻したが、結局3万9000円台に届かず取引を終えた。主力の半導体関連株に
は軟調な銘柄も目立った。
個別銘柄では、ディスコ<6146>が高く、三菱重工業<7011>や川崎重工業<7012>
が堅調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグル
ープ<8316>が値を上げた。日本郵船<9101>やフジクラ<5803>、トヨタ自動車<
7203>がしっかり。ファーストリテイリング<9983>やファナック<6954>が値を上げ
た。
半面、レーザーテック<6920>やアドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035
>が安く、SCREENホールディングス<7735>やルネサスエレクトロニクス<6723
>も軟調だった。ソフトバンクグループ<9984>やソニーグループ<6758>、三菱商事
<8058>、ブリヂストン<5108>が値を下げ、霞ヶ関キャピタル<3498>が急落した。
出所:MINKABU PRESS